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近年日本では晩婚化というワードを耳にすることがありますが、合わせて若者の恋愛事情についても問題視されている側面があります。これについて出生率が世界ワーストレベルの韓国側が他国の内容を取り上げたことについて、韓国内では話題になった以外も共感を得ていたと報じられています。

2021年9月15日、韓国メディア・韓国日報は「日本の若者はなぜ恋愛をしないのか?」と題する記事を公開した。記事は2020年末に東京大学の研究チームが発表した調査結果を紹介。「過去30年間において日本の18~39歳の未婚の男女のうち交際相手のいない人の割合は増加傾向にあり、15年の時点で30代の未婚男性の3人中1人、未婚女性の4人中1人に恋人がないことが分かった」と伝えた。

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こちらの内容はあくまで東京大学が行った研究内容を元に韓国メディアが報じたというものになります。なぜ日本の若者世代は恋愛をしないのか?これについて韓国メディアは「一般的な認識を覆す内容もあった」と記載し。
具体的には「テレビCMなどではシングルライフというと自分の趣味に没頭し自由気ままな生活を楽しむ姿が描かれることが多いが、実際は男女共に収入や学歴が低く、職業が安定していないほど独身が多い。つまり、多くの若者が経済的困窮と生活への不安により恋愛ができず独身状態に陥っている」と指摘しました。

ここでいう『収入が少ない=恋愛ができない』というのはよく言われているのですが、研究結果として「日本の多くの大学生が恋人がいなくて残念というよりも恋人の必要性を感じない」という、これまでの常識とは異なる側面を紹介しています。

異性の必要性を感じないという理由の最たるものは『SNS』にあるといい、同じ趣味を共有する人とネットやネットゲームで通じ合うことで「孤独を感じず恋愛をしなくても十分に楽しいと感じているのではいか」と推測しています。

また「恋愛相手と親密な関係を維持するために努力することを負担に感じる若者もいる」、「新型コロナウイルスなどの流行もありオフライン(つまり現実世界)での出会いが減少していることもある」と主張しています。

この内容について、「これは完全に韓国の話じゃないの?」「他の国を心配している場合?。出産率の世界最下位は韓国だよ」というコメントが寄せられた以外も、日本で行われた研究であるにも関わらずその状況が韓国と似ているとして共感する声が多く寄せられていたとのことです。

若者が恋愛・結婚しない理由は・・・?

不思議なのは結婚といえば恋愛よりも更に複雑な問題が出てくる場面があるのですが、恋愛についてはそうでもなく、高校生ともなれば生物として自然に生まれてくるものになります。しかし、そんな年頃の恋愛すらも減っているのであれば、収入や趣味がというものではなく、恋愛よりも別のものに意識が向いている可能性があります。

特に韓国では超学歴社会でもあるため恋愛よりも勉強、その後の兵役の影響も出てくるのですが、日本ではそこまでのものは存在していません。
となれば、研究でも指摘されているように若者が誰もが手にしてるスマホ、その前では携帯電話が原因になっている可能性が考えられます。例えば、一昔前の若者世代では彼氏・彼女がいることが学校・職場である種のステータスになっていたのですが、最近ではSNSが云々、フォロワー数が云々というある種のネット上のステータスとその『数稼ぎ』の時間が影響してる可能性も考えられます。