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中国で度々発生する混乱。例えば塩が買い占められたり、それ以外にも様々なものが買い占められる出来事が発生しているのですが、中国メディアによると最近『ある理由』でロウソクが品薄状態になっていると報じられています。

中国の複数メディアによると、中国の各地で何故か電力需給がひっ迫。特に北東部地域では深刻な影響がでているといい、停電に対応するため住人らがロウソクを購入しているといいます。

蜡烛订单增加10倍 客户多来自东三省 | 早报

当然、乾電池やバッテリーも売れていると考えられるのですが、最も古典的で確実、更に保管しやすいロウソクも売れているとのこと。具体的にどのくらい売れているのかについてはオンラインでロウソクを販売しているとあるメーカーはこれまでの10倍ほどの注文が入っているとのこと。

これに対してメーカーは一定数在庫は持っているものの既に停電などの影響がでているといい、増産が難しく今後供給が滞る可能性があるとのこと。

オンラインショップのカスタマースタッフに今回のロウソクについて問い合わせを行った内容では「実際に注文が急増している」と話しています。ただ「当面はこれまで通り出荷はできる」としているものの「今後値上げが行われたり納品が遅れる可能性がある」と話しており、今後供給が追いつかなくなる可能性を指摘しています。

今回のロウソク騒動については、別のメーカーによると先週あたりから注文が激増しているといい、既に2倍ほど注文数が入っているとのこと。

「何故停電が発生しているのか」という疑問

Record Chinaによると中国の北東部地域では2021年9月23日頃より多くの都市で突発的な停電が発生しているといいます。これに伴い江蘇、湖南、浙江、広東、雲南、山東という広い地域で減産や生産そのものが停止する事態に陥っているとのおこと。

停電の原因については定かではないものの、発電用の石炭や石炭価格の高騰、他には国家発展改革委員会が掲げた年間のエネルギー消耗度低下目標の達成が厳しい状況にあり、要はそれを無理やりクリアしようと電力の供給が制限されたことで停電に陥っている可能性があるとしています。

ちなみに停電が発生している地域の住民の話も紹介されており、停電になるという事前通知がそもそも無いとしており、停電の長さも一定ではないとしています。



ちなみに中国では過去にオーストラリア産の石炭を輸入禁止にするという敵対的とも言える行動にでたところ大規模な停電や電力不足に落ちいたケースが確認されています。