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急速に海軍力を増強している中国。今後数隻の空母を保有することがほぼ決定されているのですが、今回はその空母に搭載する空母艦載機についてです。中国航空工業集団有限公司(AVIC)は現在開発中の艦上ステルス戦闘機の試作機を年末にかけて披露すると発表しました。

空母から飛び立つ機体。これについてはスキージャンプという戦闘機の推力で飛び立つ機体と、カタパルトという空母から補助を受けて加速し飛び立つ2つがあります。一般的にカタパルトの方が重武装した機体を離陸することができるメリットがありますが、この装置を搭載するデメリットも生じてきます。

では、そんな空母で運用する目的の新たな空母艦載機を開発しているとしているのは中国航空工業集団有限公司(以下、AVIC)です。これは先月末に同社が開発中の機体動画を公開しました。同社によると、この空母艦載機は、近接航空支援、爆撃、および制空作戦において高度な機能を提供することを目的としてると説明しています。

ちなみにこの機体については2018年7月時点で開発していたことが明らかになっています。


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では機体はどのようなデザインなのか。こちらがそのデザインになるのですが、これはAVICに属する瀋陽飛機工業集団が開発しているFC-31(J-31)を発展させたものになっていると考えられます。

ただその見た目はアメリカが中心となり開発したF-35、そしてF-22のパクりとなっており、今回も仮想敵国であるアメリカの機体デザインを恥ずかしくもなく流用するという理解し難いことを行っています。

▼パクられたF-35
F-35_1

中国では様々な軍、それ以外もいくつかの分野で何故か外国のデザインやそれをパクるということが普通に行われており、今回国有企業がそれを行っていることからもこれは妄想の類ではなく『事実』だということがわかります。

問題はいくつかあるのですがこのような分野以外でもデザインをパクるということは、自身がそれ以上のものを開発することができない、要するに発想することもできないということを意味しており、どちらが技術的に上なのか下なのかは明白です。


▼F-35のライバルだった機体。なぜこちらのデザインはパクらない中国
X-32

機体についてはステルス機であるためある程度は似てくるものはあるのですが、ロシアのSu-57を見ても分かるようにステルス機でもデザインはアメリカのそれとは大きく異なっています。もちろん中国のステルス機というJ-20も同様です。

乗り物ととうのは機体に何を求めるかで機体デザインはカオスに変わってきます。F-35も同じ構想で開発時には同じ構想の元開発されたF-32という機体があったものの、双方は似たデザインにはなっていませんでした。

参考