イラクのL3戦車_1

現在アメリア軍が展開しているイラク。そんなくにで最近第二次世界大戦時に生産されたイタリア製の軽戦車がみつかったと報じられています。

記事によると今回発見されたのはイタリア製のL3/35という軽戦車です。どこで発見されたのかなどは不明なのですが、これは間違いなく第二次世界大戦中にイラクに輸入された戦車だとしています。

この車両はL3豆戦車などとも呼ばれているもので『L3/35』というタイプは最初に生産されたモデルL3/33の改良型になります。同戦車には火炎放射型のLf型、迫撃砲を搭載したモデル、対空戦車モデルなど様々な車両が開発されています。

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▼2021年の米兵と1930~40年代生まれのL3/35
イラクのL3戦車_2

今回なぜイラクでそんな戦車が見つかったのか。記事によると、1941年4月、イラク国内で発ししたクーデターでラッシード・アリーが政権が誕生したことでイギリスはイラクがドイツ勢力に陥るのを防ぐため、かつ植民地としての権力を守るためイギリスが武力介入。これに対してイラク軍及び国民が反乱を起こしたというものです。
1941年5月30日にはイギリス軍はバクダッド郊外まで進軍、ラッシード・アリー政権はこれに対応できず結果的に親イギリス政権が誕生しています。

それで、この戦車はその時にラッシード・アリー政権が購入したものだといい、当時16両輸入したうちの1両が現在も丁寧に使用されているというものです。



かれこれ80年以上前の戦車が残っていることには驚きなのですが、世界では今も第二次世界大戦中に開発された戦車が運用されているケースがあり、現代のコンピュータで動くようなシステムではないため非常に長持ちするという印象を受けます。