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雪が降る地域、それ以外でも路面凍結などで転倒する事故は年齢を問わず発生するのですが、特に冬場は厚着をしたり寒さで体が動きにくいなどの理由で転倒するケースが多いといいます。そしてこの転倒は高齢者にとっては致命的な怪我につながる可能性あるとのことです。

韓国メディアKBSによると、国内における転倒事故で病院に運ばれた人は2020年は5万人という数に達しました。これは5年間平均の実に140%増となりました。記事よると当然社会活動がそれほど活発ではない一方で転倒事故が相次いでいる理由については、まず高齢化で高齢人口が増えたことと、新型コロナウイルスが原因で筋力が衰えたことにあるのではないかとしています。
事実、転倒事故の7割が中高齢者が占めているとのことです。

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実はこの転倒事故、多くが前と後ろのどちらかに倒れると思うのですが、滑るなどして後ろに倒れた場合、体重の約4倍の荷重がお尻にかかる場合があり、結果、股関節部分が骨折する場合があるとのことです。

この股関節は私達が日常生活を送る上で非常に重要な箇所で、仮にくっついたとしても機能面が落ちる場合がほとんどで、この股関節骨折をした場合の1年後の死亡率はそこらのガン並の20%に達していることが確認されているといいます。



転倒から骨折というのはテレビなどでもよく耳にする話で、身の回りにもそのような怪我を負った人もいるのではないかと思います。まずはこのよな事故を防ぐため、特に冬場は足元に気をつけること、そして筋力が落ちている高齢者の場合は、壁や椅子などに手をつく形でスクワットなどの軽い運動をすることで体力を維持することが求められるとしています。

また過去に転倒しヒビが入っていたことに気づかず立ち上がったことで骨折したケースがあるといい、明らかに痛みが走った場合は直ちに救急車を呼び病院で診察を受けたほうがいいとしています。