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1日あたり100万人の感染者を出したアメリカ。そんな国で最近、とある病院にでの新型コロナウイルス入院患者について、実は別の病気などで来院・入院しその後、感染者であることがわかった事例が半数を占めると報じられています。

インサイダーによるとフロリダ州にあるジャクソン・ヘルス・システム病院における新型コロナウイルス患者の入院者について実は元々新型コロナウイルスで入院したのではなく、その他の一般的な病気や怪我で運び込まれるなどした患者だと発表しました。

Florida Hospitals Say 50% COVID Patients Are There for Other Reasons

いったいどういうことなのか。記事によると、現在あくまでこの病院で入院している患者の新型コロナウイルスの陽性者は439人と発表したものの、うち220人つまり約50%が新型コロナウイルス以外の理由で病院に運ばれたとしています。つまりアメリカにおける新型コロナウイルスの新規感染者については今月3日100万人という数値を記録したものの、これ事態が氷山の一角であり実際は桁違いの感染者が市内にいるということが容易に想像できます。

実は同様のケースはアメリカだけではありません。記事によるとイギリスでは昨年12月28日の新規陽性者に関して1/3が病気や怪我で入院した患者だったと明かしています。

明らかに異常なことになっているのですが、もちろんこれもオミクロン株の発生とは実は無関係のようです。記事では2021年夏の時点で6つの小児科病院で調査したところ、なんと78%が新型コロナウイルスが理由で入院したのではないとしていました。

感染したことで持病を悪化の可能性も

気になるのはなぜ入院してくる人に限って新型コロナウイルスに感染している率が高いのかについてです。これに関してはエクスター大学医学部の教授によると、新型コロナウイルスに感染することでその人が抱えている病気を悪化させている可能性があるとしています。

記事では腫瘍性大腸炎や心不全などについて新型コロナウイルスに感染することで突発的に悪化することがあると主張しています。

もちろん、これは科学的に証明されたことではないと考えられるのですが持病をもっている方については注意が必要です。