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地中海の東部に面するイスラエル。この海軍では潜水艦を数席保有しているのですが、これに関して現在建造中の潜水艦の艦橋が一般的なものより2~3倍ほど巨大な見た目になっているとのことです。

The Driveによると、この潜水艦は現在イスラエルがドイツに委託し建造している艦艇でダカール級潜水艦という艦種になっています。イスラエルでは現在ドルフィン級潜水艦を運用しているのですが、その見た目は全く異なり、類を見ないほど巨大な艦橋を備えた形状になるとされています。

Our First Look At Israel’s New Dakar Class Submarine Reveals A Very Peculiar Feature

これは最近リリースされたダカール級潜水艦のCGアートで明らかになったもので、このような艦橋サイズは特に通常のエンジンで稼働する潜水艦では稀だとしています。

▼巨大な艦橋を備えた次期潜水艦
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元請業者であるティッセンクルップマリンシステムズ(TKMS)によるとダカールクラスは「イスラエル海軍の運用要件を満たすように特別に設計された完全に新しい設計」と話しています。特に注目される艦橋のサイズについては現在明らかになっていないのですが、これが新しい潜水艦の何らかの新機能になっている可能性があるとしています。

具体的には特殊作戦任務等で長い間重要な役割を果たしてきたイスラエルの潜水艦としては、おそらく特殊部隊を収めたり、発進させるなどその装備類の収めるスペースになっている可能性があるとしています。

また無人水中ドローン(UUV)などを展開できるようになっている可能性もあり、特に最近ではこのような機能が潜水艦で注目されているとしています。

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▲イスラエルのポパイターボ潜水艦発射巡航ミサイル

イスラエルについては核保有国ではないものの、既に配備されていると言われており現在のドルフィン級潜水艦でも核を搭載可能な巡航ミサイルを発射可能な能力があるとされており、このようなミサイルを垂直発射させるような機能がそこにある可能性も指摘されているとのことです。