F-35C

アメリカの軍事系メディアよると、今月8日、カリフォルニア州でF-117という世界初の量産ステルス機とF-35が編隊飛行している様子が撮影されました。F-117は2008年に公式に退役した機体になります。

The Aviationistによると地元の写真家@point_mugu_skies氏により現地時間2月8日、カリフォルニア州ミラマーのMCAS(海兵隊航空基地)でF-117と2機のF-35Cが飛行している様子が撮影されました。F-117は見出しでも紹介したように2008年に米軍から退役した機体でした。

Marine Corps F-35Bs Trained With A U.S. F-117 Nighthawk At MCAS Miramar - The Aviationist


しかし近年飛行しているという噂がでており、実際に何度もこの機体が飛行している様子が確認されていました。そして2021年9月には米国防総省の公式サイトに堂々と公式写真が掲載されるなど活発に活動していることが事実となりました。

F-117については2021年時点で48機残っているとされています。過去に毎年4機解体するとしていたこから最低でも44機が飛べない状態、もしくはこの機体のように飛べる状態で保管されています。

F-117は何に使っているのか?

F-117が引退以降初めて撮影されたのは2014年です。以降、超低空で飛行している様子が撮影されたり、空中給油している様子が撮影されてりなど以降頻繁に活動している様子が撮影されていました。

▼2021年9月、滑走路を堂々と移動するF-117


最近ではもう何も隠すこと無く運用していることが半ば公になっているのですが、このF-117はいったい何に使っているのかは筆者が知っている限り公式の回答はありません。

ヒントとしては国防総省が2021年9月13日に『カリフォルニア州フレズノ空軍州兵基地に2機のF-117ナイトホークが到着した。第144戦闘航空団は異種の戦闘訓練任務を遂行することを歓迎した。基地の司令官は「1週間に渡り、F-117を迎え入れる最初の部隊となったことは大変な名誉なことだ」』という内容を紹介しています。

つまり記事でも記載されているように異機種間空戦訓練 (DACT) を行っているとしておりそこにF-117が参加しているということになります。F-117はステルス機です。つまりこのステルス機がいわゆる中国やロシアのステルス機役として運用されている可能性が当初から指摘されており、ほぼその判断で間違いないと考えられています。