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車が常に交差する地点、交差点。ここでは日々多くの交通事故が発生しているのですが、最近注目されているラウンドアバウトを各地に導入したところその箇所における交通事故が1/3まで減ったと報じられています。

韓国メディア『傾向新聞』によると、日本の総務省と警察庁にあたる行政安全部の発表内容として2019年に設置された全国179箇所の交差点を通常のクロス式ではなくラウンドアバウトという円形交差点を導入した結果、設置前3年間(2016~2018年)の平均に比べ、死亡事故は1/3に減ったとしています。

ただ、この死亡事故件数がそもそも少なく179箇所ではこれまで年間平均で2.7人程度だったものが、1人程度にまで減ったとしています。また交通事故全体については123件から79件と35%減、負傷者は206.7人から120人まで42%減となりました。

▼日本のラウンドアバウト


問題なのはラウンドアバウトは「通過するまでに時間がかかるのではないか」という疑問です。これについてはあくまで信号が存在しない交差点通過時間の平均は25.1秒から18.3秒に27%ほど短縮されたとしています。

韓国ではこのようなラウンドアバウト導入でかなり良い結果がでているとしており、今年だけで77箇所の交差点をラウンドアバウトに変更するとしています。

この交差点については複数の道路が交差する複雑な交差点に導入されることが多いのですが、設置するにあたっては広い面積も必要でありなかなか導入も難しい側面もあります。しかし、交差点における交通事故件数が明らかに減ることは間違いなと考えられ都市の再整備にあたり日本国内でも再整備されているところはいくつか存在しています。