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海外メディアによると、北朝鮮に対する制裁を監視任務を行っているカナダ軍の哨戒機に関して、中国軍の戦闘機が異常などほ接近し、パイロットに対して中指を突き立てるなど下品する威嚇をしていると報じられています。(画像は2014年、中国軍の戦闘機が米哨戒機に威嚇飛行した事例)

中国軍によるる活動が活発化している極東アジア。一方、その友好国で隣国の北朝鮮は相次ぐ弾道ミサイルの発射などで国連の制裁が続いています。日本を含めアメリカなど西側はこのならず者国家に対して今も制裁を履行しているか、特にせどりなどの行為を監視するため軍を派遣し日夜監視しています。

実は遠く離れたカナダ軍もこれに参加しており、日本の沖縄県の嘉手納基地から発進しこの活動に参加しています。しかしこの監視飛行について中国がスクランブルをかけているのか、かなりの回数で威嚇が繰り返されているとしています。

記事によると今月1日、カナダ軍の軍高消息筋として「カナダ側の操縦士が中国側の操縦士と目を合わせることができ、時に中国側の操縦士が中指を立てているのを目にすることができるほど近い」としており、距離にして6~30m程度まで接近してくるとしています。
またカナダ空軍のダン・ル=ブティリエ報道官は「中国人民解放軍空軍が国際航空運航安全規範を守らないでいる」とし「このような行為は紳士的ではなく、カナダ操縦士の安全を威嚇するものだ」と批判しています。

いっぽうこの件について中国はどう反応しているのか。記事によると反応は無いとしています。ブティリエ報道官は「カナダは外交チャネルを通じて中国に問題を提起したが中国は反応しないでいる」としています。

こういう問題が起こるとなるとやはり有人機ではなく無人機を複数活用する案が望ましいと考えられるのですが、現状としてはやはり『人』が直接対応することで国際的な協力関係も維持することができ評価もされやすいという側面があるのかもしれません。

参考