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新型コロナから謎の肝炎、最近はサル痘などよくわからない疫病が出てきていますが、アメリカでは髄膜炎菌による感染が相次ぎ報告され26人の発症が確認され7人が死亡しているとのことです。

米疾病対策センター(CDC)によると、フロリダ州で髄膜炎菌の感染が相次ぎ報告されている。これまでに少なくとも26人の感染と、7人の死亡が確認されているという。感染者は今のところすべて、男性と性的な関係を持った男性だ。

Forbes JAPAN
記事によると、この髄膜炎についてはいくつか種類があるのですが『血清群C群』というものに感染しているとしています。この髄膜炎についてはフロリダでは今年5月に大学生間で相次いで発症が確認されていたといい、血清群C群は人間の分泌物により広がることから、例えば学生らのボトルの回し飲みなどで接触で感染が多く学生間で多いのはこのためだったとしています。

一方で、今回広まっているのはサル痘と同じように性関係です。実はこの細菌についてはワクチンが存在しており、髄膜炎菌結合型ワクチンがあります。

日本では致死率20%、治っても手足の切断がある

髄膜炎菌感染症は熱や頭痛、吐き気など、風邪に似た症状がでるものの場合によってはその後急速に悪化し数日以内で意識不明となることがあるとのこと。侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)の場合は発症後12時間以内で風邪のような症状がでてその後息が苦しくなったり、光を異常にまぶしく感じるなど1日以内でこれが発生します。

ちなみに病院にいかずそのまま放置した場合の死亡率は50%で、体調不良を訴え24~48時間以内に病院で治療を受けたとしても5~10%の致死率があります。そのため日本の例としては感染し発症した場合の致死率が約20%と高くなっています。

そして仮に回復したとしても壊死により手足の切断、耳が聞こえにくくなったり知能障害がでるなどの重い障害を残します。

参考