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韓国でMERS感染者に接触の疑いがあり隔離対象者となっている人物について、医療機関の隔離病室で隔離されている人は全体の5%程度、わずか180人しかいないことが明らかになりました。(写真はエボラ患者の隔離病室)

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が増え続けている中、保健福祉部の中央MERS管理対策本部は10日、同日午前現在の隔離対象者は前日より547人増え3439人になったと発表した。このうち医療機関で隔離されている人が180人。

聯合ニュース
「聯合ニュース」日本語版によると、保健福祉部の中央MERS管理対策本部の話として10日の段階で国内の隔離対象者は3,439人医療機関で隔離されている人は僅か180人、全体の5%程度ということが明らかにしました。つまり、残りの3,259人は医療施設での隔離は行われず、韓国政府が決めた自宅隔離処置が相変わらずとられているということになります。 

韓国の医療機関にある隔離施設はどうなっているのかという点について6月1日、韓国の毎日経済が報じた大韓病院協会に所属する病院の病院長と理事長の対策会議で現状が明らかになっています。内容としては協会の会長が国内主要病院の病院長に「隔離病室はあるか(足りているのか)」と尋ねたたところ“芳しい返事”がなかったとしており、5月末の段階で既に隔離病棟どころか隔離病室が足りない状況に陥っているとしています。

この状況について病院長らは「MERS感染が拡大した場合、韓国軍医務指令部所属の国軍首都病院の病室を空けて患者を受け入れるべきではないか」と意見が出たものの1000病床規模の同病院は既に1100人が入院しており満室。合わせてソウル国立中央医療院も満室に近くこれ以上の受け入れは不可能だと明らかにしています。

つまり協会としては隔離対象者全員を医療機関の隔離病棟に移すことを考えていたもののこの時点で医療現場は限界に達していたということになります。(5月30日の発症者は15人、隔離対象者は500人程度)

また韓国では「感染病が感染したり伝播する恐れがある者を、保健福祉部長官、市・道知事または市長・郡守・区庁長が自家または感染病管理施設で治療するようにできる」という法律があるとは以前お伝えしたとおりで、これに基づき多くの人に『自宅隔離処置』がとられています。しかし、隔離対象者の家族からは感染の心配から「隔離施設に送ってくれ」と要望があるものの韓国保険当局はこれを拒否し続けているとされています。

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