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海外の複数メディアによると、現地時間19日午後21時30分頃、世界各国で導入が始まっているステルス戦闘機 F-35A ライトニングIIが墜落する事故があったと報じられています。(画像は参考資料)

The Aviationistによるとフロリダ州エグリン空軍基地第58戦闘飛行隊所属のF-35A ライトニングIIで飛行中に何らかのトラブルが発生し墜落する事故が発生したと報じています。同基地の発表としてパイロットは安全に脱出し検査のため病院に搬送されたとしています。

USAF F-35A Lightning II from 58th Fighter Squadron Crashes at Eglin AFB, Florida. – The Aviationist

記事によると、事故が発生したのは2020年5月19日午後9時30分頃で事故の様子はTwitterなどSNSで一般からの投稿がいくつか寄せられていたといい、その後空軍側から公式の声明が出されました。

墜落した機体については基地から北東に約12マイル離れた陸地に墜落し当時着陸態勢に入っていたと説明されています。バードストライクなどいくつか原因が考えられるのですが、今回の墜落により人などの被害は報告されていません。同基地のF-35Aは、2009年10月1日に訓練作戦の準備を開始した時空軍初では初のF-35A訓練中隊でした。その後、2010年後半に最初のF-35Aを配備していました。

F-35は空軍型のA型、海兵隊・軽空母向けのB型、そして空母運用型のC型の異なる3タイプが存在しており、開発から直近まで墜落事故が発生していない機体として知られていました。その後、アメリカ、オーストラリア、イスラエル、イタリア、日本、オランダ、ノルウェー、韓国に次々に配備され運用されていました。



同機の初の墜落事故は2018年9月、アメリカで運用されていたF-35Bでした。その後、F-35シリーズでは2回目、F-35Aでは初の墜落事故を発生させたのは日本の航空自衛隊で2019年4月9日、国内で製造された初号機が墜落し、パイロットが死亡するという初の犠牲者を出しています。