つらら

季節は寒い冬。今年は例年より寒い冬になるとのことで既に南の地域や普段雪が珍しい地域でも雪が積もところもあると思います。そこで見られるのは『つらら』です。これに関して専門家はつららを口にする行為について警鐘を鳴らしています。

デイリー・メールによると、ティックトックなどSNS上に最近つららを口にするという動画が投稿されておりこれが一種のムーブメントになっていることに関して、アメリカの気象学者でケイティ・ニコラウさんは汚い行為であるため止めたほうがよいという話を紹介しています。

記事によると、なぜつららを食べないほうがよいとしているのか、その理由はつららは屋根から流れ落ちる水によりできているものでそれには水、つまりH2O以外の不純物が含まれているためだとしています。その不純物とは場合によって異なるもののゴムや鉄、タール、そして鳥の糞も含まれるとのこと。

屋根には鳥の糞が多く落ちており、雪が溶けた水で集められ氷の中に閉じ込められるといい、つららを食べることはそれも食べていることだと指摘しています。

雪や雨自体もきれいなものではなく炭素、ほこり、塩、その他の粒子の微細な断片が含まれているといいます。これは雪国で育ったことがある人はわかると思うのですが、春、雪解けが進んだ瓦の上には砂のようなチリが多く残されるのを目にすることがあると思います。
ニコラウさんによると雪の中にはこれら粒子が入っており、どんなにきれいな屋根にもそれが含まれているとしています。

ニコラウさんが解説した動画は1000万回以上も再生される規模になり「たくさんの人が気象に関する事実を知ることに興味を示してくださってただただうれしい」と話しています。ちなみにニコラウさんは流石につららは食べないとしているものの雪が降ったとき子供のように口をあけて雪を入れるようなことはしているとのこと。