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海外の軍事系メディアによると、アメリカ軍はイラク国内にある基地に対してイランが攻撃が行われる可能性が強まっているとして現在警戒態勢を整えていると報じています。

簡単にまとめると
  • イランの司令官を殺害した1周年となる来月3日に攻撃が実施される可能性を指摘
  • アメリカはイランの民兵組織がロケット砲などの武装を始めていることを確認
  • イラン軍傘下の民兵組織が中東地域の米軍基地に対して何らかの攻撃も
  • アメリカは中東に攻撃機や爆撃機を集結させている
環球網によると、DefenseBlogが今月27日報じた内容としてアメリカ軍はイランによる攻撃の可能性を示す動きがみられているとしイラクでの軍事活動を増やしていると伝えています。
記事によると米空軍、海軍、海兵隊は現在警戒態勢を整えており、中東の米軍基地に対するイランからの攻撃が実行された場合に備えパトロールを強化しているとのこと。

イランでは2020年1月3日に上級軍事司令官であるソレイマニがバグダッド近郊で米軍による空爆で殺害される出来事がありました。この事件の1周年を迎え国防総省当局者はイラン政府が支援する民兵の動きを懸念しているとのこと。
その後、イランは弾道ミサイルを用いてイラク国内にある米軍基地に対して攻撃を行っています。



具体的にどのような状況になっているのかについては、米国防総省の当局者は「攻撃の準備に関する邪魔な兆候」についてイラクのイランの民兵グループを注意深く監視しているという趣旨の内容を述べています。米国当局は民兵が攻撃のための準備している「兆候がある」と説明しており。これらの民兵が必要とする武器はすでにイラクに入っておりロケット発射装置(ロケットランチャー)や砲兵(野戦砲)などの武器を蓄えているとしています。

これに関してアメリカは本土の爆撃機を中東に向けて派遣しているほか、欧州の戦闘機(戦闘攻撃機)を中東に派遣するなど、仮に何らかの攻撃が実行された場合は空爆を実施するという対応を見せています。他にも大型の偵察機や早期警戒管制機、空中給油なども集結しており主に航空戦力による反撃が行われる可能性が強まっています。