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アメリカ航空宇宙曲(NASA)によると、地球からおよそ300光年離れた赤色矮星を公転する惑星の中に液体が存在可能なハビタブル・ゾーンを公転するほぼ地球サイズの天体を発見したと発表しました。

今回新たな惑星が見つかったのはKepler-1649(ケプラー1649)という恒星、赤色矮星を公転するケプラー1649cという第2惑星です。ケプラー1649cはこの星系の太陽であるケプラー1649を19.5日(1年が19.5日)で公転している惑星でハビタブル・ゾーンという地表に液体の水が存在可能と考えられる領域を公転しています。

▼ケプラー1649cと恒星ケプラー1649、第一惑星ケプラー1649bが小さく描かれている(CG)
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なぜ一年が19.5日しかないのか。恒星ケプラー1649は太陽とは異なり非常に小さな天体で太陽のわずか20%程度の質量しかありません。大きさも太陽と比べ30%しかなく、低温で高寿命の恒星ということになります。そのためより恒星から距離が近いところに惑星が公転していても私達の太陽系とは異なり地表が高温に熱せられることがないということになります。


▼地球とケプラー1649c(想像図)の比較
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ケプラー1649cの特徴としてはまずそのサイズが地球に似ているということです。NASAによると、半径は地球の1.06倍とほぼ同じサイズです。かつ、この惑星系におけるハビタブル・ゾーンを公転しているためまさに第二の地球のような姿をしていることが予想されます。もちろん液体の水も存在可能であることは間違いないものの、実際のところ液体の水の存在は直接観測されていません。

▼ケプラー1649cの地表イメージ。赤色矮星であるため地表は夕方のような色合いになる
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天文学者によると、ケプラー1649cについて大気の組成が詳しく分かっておらず、現時点で誰も確認できていないといいます。この手の岩石惑星の大気はその天体の温度と地表面の液体を保持する能力に強く関係しているといい、確認されていない理由についてはそもそもこの惑星に大気というものが既に存在していない可能性が指摘されています。

その理由について、赤色矮星は若い恒星であれば頻繁に強力なフレアを放出しており、これによりハビタブル・ゾーン内にある惑星は比較的早く大気を剥ぎ取られるような作用をもたらすといいます。したがって大気圧がほぼゼロであれば地表面に液体の水という形で存在することもできないということになります。
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