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都市ガスが供給されていない一般家庭で利用されているプロパンガス。背丈ほどある巨大なタンクに石油由来のガスが充填されているのですが、韓国南東部の地理的にも近い都市でこのプロパンガスが屋内に漏れ出したことで爆発する事故が相次いだと報じられています。

韓国メディアYTNによると爆発事故が発生したのは朝鮮半島南東部に位置する慶尚南道昌原市宜寧郡の一般住宅です。記事によると昌原市で発生した爆発事故では、平屋家屋の半分が爆発により倒壊。原型をとどめておらず、周囲の家のガラス窓が割れるなどの被害が発生しました。まるで爆撃を受けたかのような事故で9人が負傷する事故になったとしています。

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そして宜寧郡でも同様に家庭用プロパンガスの爆発事故が発生しました。目撃者によると「爆弾が爆発するような聞き慣れない音と地響きがしたといい、まるで戦場のような状態だった」と話しています。この爆発事故で80代の高齢夫婦が全身やけどを負って病院に運ばれています。

この爆発事故も昌原市の事故と同様に屋内に漏れ出したプロパンガスが引火した可能性があると警察よおび消防当局が判断しているとのこと。当局によると、爆発事故を防ぐためには普段使うガスの安全管理がなによりも重要だと話しています。

特に漏れることが多い接続部分は石鹸水を使いガス漏れが発生していないか目視する以外にも、ガスコンロを使用する前であれば匂いしないか必ず確認してほしいとのこと。コンロの使用後は必ず中間バルブを締めること。旅行などで一定期間使用しない場合は元栓を締めるなど対策をしてほしいとのことです。