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アメリカ、ラスベガス。一部屋くらいの面積に設置されたのはGPUです。これは主にPCゲームで必要なハードウェアになるのですが、GPUにより仮想通貨を生み出すマイニングが行われているとのこと。その利益は不明なのですが、推定で月100万円を超えるとしています。

仮想通貨を新たに生み出す方法として『マイニング』というものがあります。ビットコインであれば過去に暴落したこと受けてこのブームは去っていたのですが、今年3月の1ビットコイン約58万円から12月末時点で再び高騰し1ビットコインが約300万円になっています。

▼最高値となるビットコイン
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これを受けて再び稼働しているのはマイニングです。マイニングはパソコンパーツを組み合わせることで膨大な処理を行い新たにビットコインを得るというもので、この処理速度が速ければ速いほどビットコインを多く得ることができます。

В США найдена ферма из 78 карт RTX 3080 с прибыльностью около 130000 долларов в год

これに必要なパーツは主にGPUという装置です。これもPCショップに行けば普通に売っているものになるのですが、今回ラスベガスで行われているものは78基のGeForceRTX 3080です。

仮想通貨のマイニングで利益をだせるのかその判断はとても単純で簡単に説明すると『マイニングで獲られる仮想通貨の量(お金)の相場』と『そのマイニングで消費する合計の電気代』の差をみればいいだけです。
今回の例を紹介すると、GeForceRTX 3080 78基を稼働させる電力は月に2166ドル(22万円)かかるといいます。一方でマイニングで獲られる仮想通貨は月に12,840ドル(約132万円)で、その差額の約110万円が利益になります。

GeForceRTX 3080は日本では割増で販売されており1基あたり約13万円。78基分で約1014万円です。つまり今回の例であれば10ヶ月~1年ほど相場が下がらなければ元をとることができるという計算になります。


GeForceRTX 3080は常に高負荷がかかった状態で壊れる可能性もあるのですがこの場合は当然メーカーの補償を使うことができると考えらます。また、仮想通貨が暴落し利益を得る事ができなくなった場合もGeForceRTX 3080を中古で売ることもできます。したがって、少なくとも半年ほど動かすことができれば最悪でも赤字にならないと考えられます。

ただ、日本の一般的な家庭の電力(低圧)は海外に比べ非常に高額であるため、まともな利益を出そうとすれば企業が契約している高圧の安い電力を用いるなど工夫が必要になってくると考えられます。