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「胸騒ぎ」という言葉や「嫌な予感がする」と言われるように、重大なことが起こる前に何かを感じた経験は皆さんないでしょうか。米大学が行った研究によると、人間にはこういった予知する能力があり感じ取ることができると発表しました。

 米ノースウェスタン大学の神経学専門家ジュリア・モスブリッジ氏のチームが行った研究によると、人間は何らかの重大な事態が発生する10秒ほど前に、心拍数の上昇、瞳孔の収縮など、生理的活動に明らかな変化を見せることが分かったといいます。

 これは、24項目にわたる最新の研究によって結論付けたもので、同大学の実験では、被験者に何の前触れもなく突如、恐ろしい画像を見せるということを繰り返し行ったといいます。結果、多くの被験者が画像を見せる10秒ほど前にその予兆を感じたといいます。それがはっきりとした認識ではなくても、潜在意識の中で未来の予知能力はあるとする結論付けたとのことです。

 モスブリッジ氏はこの研究結果について、「何の手がかりのない状況下でも大事を予測する人体の機能について、その存在は証明できたが、どのように機能するかについてはまだ不明だ」とし、こうした能力は自然の法則に即しており、決して超能力などではないとの見解を示しています。


 こういった予知能力があるとされるのは自然界で生きる動物や虫です。よく言われるのは例えば地震が発生する前に、異常行動をしたり野生の動物がいなくなるというのは報告されています。では、そのような能力が人間にあるのかないのか。地震に限らず、今回の研究では超能力ではない予知や予兆を感じる能力があるとしています。

 ちなみに、イスラエルのMarius Usher教授が行った研究によると、人間の“直感”は90%の確率で的中することがわかったとし「正しい判断を下すときには、直感を信じるべきなのかもしれない」と述べています。 

参照元:レコードチャイナMail Online