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北朝鮮が事実上の弾道ミサイルを発射したことで話題になりましたが、一方お隣の韓国はロシアの宇宙関連の省庁、企業を狙ったウィルスを用いて不正に情報を得ていたことが明らかになりました。
今回は韓国の宇宙開発とスパイ事件についても紹介していきます。

コンピューターの安全に関係する米企業Fireeyeはウェブサイトで韓国がロシアの宇宙関連技術を扱う企業及び国の省庁にハッキングを行なっていたことが明らかになりました。

韓国のハッカーらが用いたのは新型のウィルス「サニー」というもの。これは見た目上、Microsoft Wordのファイルに偽装されており、メール等で送られた「サニー」を開くことで感染するという仕組みになっていたようです。サニーは感染したコンピュータから秘密データ(ID、パスワード等)を盗み、自身の位置を送信するようにもなっていたといいます。

Fireeye社の専門家によると、このウィルスは最初からロシア企業をハックするために開発されたものであると見ていそうです。

韓国と宇宙、そして盗み

今回の件は間違いなく韓国の宇宙関連企業及び省庁が行なっていたことは間違いないでしょう。実は、韓国の宇宙開発では以前も不正に海外から持ちだそうとして摘発、排除されてたことがあります。

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RD-180エンジンの燃焼テスト(1998年11月)

2009年4月29日、韓国系アメリカ人ユン・ジュファン(当時68歳)が精密ロケット技術装備を韓国へ輸出しようとしたところ摘発、拘束されました。その後、違法輸出しようとしていたのはロシアとアメリカが開発したロケットエンジン『RD-180』(アメリカはアトラスロケットに搭載)でその他にもロシアの戦闘機Su-27や防空システムとその部品、アメリカのM61バルカン砲とされています。ユン・ジュファンは2010年10月に逮捕され57ヶ月の収監となりました。
この男は「30年に渡って韓国への先進武器を一手に供給してきた」と自供したといいます。また1989年にはサリン神経ガス爆弾をイランに販売する取り引きを斡旋して摘発され、2年間服役しています。

コ・サンこと韓国史上初の宇宙飛行士になるはずだった男は2008年3月10日、訓練施設内で搬出禁止の訓練教材などを故意にコピー、また教育に関係ない資料を持ち出すなど研修先のロシアで保安規律違反(スパイ行為)により摘発されています。これはロシア連邦宇宙局の勧告を再三に渡り無視し続けていたためだと発表がされています。

これらとは別に90年代と2000年代にスパイ行為によりロシアの弾道ミサイルの部品を韓国へ搬出させることに成功しており、これにより玄武-2弾道ミサイルが開発されたといわれています。
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