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アリは家族単位で巣を作り、それぞれが働きアリ・兵隊アリと区別し巣を維持するという社会性のある昆虫として知られています。しかし、働きアリの一部必ずのんびり屋がいるという結果が出たそうです。

「女王アリ」、「働きアリ」、「兵隊アリ」、「雄アリ」、「処女女王アリ」と生まれ持った性別や役割に応じて分類化されているアリの世界。『社会性昆虫の代表格』とも言われるアリの社会なんですが、実は「働きアリ」にも怠け者やのんびり屋がいることが分かっており、それを詳しく研究したのが北海道大学の長谷川英祐准教授らの研究チームです。

1割はのんびり?働かない?

今回の研究で明らかになったのは、良く働くアリを集めその中である仕事に向かわせると、1割が怠けるということです。興味深いことに、再びそこから働くアリを集め動かすと、やはり1割は怠けるということが分かりました。実際のところは真っ先に働きだすアリが多くの仕事を片付けてしまい、出遅れたアリを見るとのんびりしているように見えるそうです。
これについて長谷川准教授は。「群れの全員が働くと、同時に疲れ切ってしまうので、誰かが休んで余力を残しているのかもしれない」としているんですが、詳しいことは更なる研究が必要とのことです。

研究の対象となったのは北海道などにいるシワクシケアリ。巣を7つそれぞれを観察。1つの巣は約150匹のアリが暮らしており、 1匹ごとに1カ月間にみせた72回の行動を分析しました。幼虫のエサやりや掃除など周囲の役に立つ行動を「労働」とみなし、体を休めるのなどの行動と分けて数えたました。結果、労働の回数が1割以下(7回以下)と、ほとんど働かないアリが10%、労働の回数が4割以上(28回以上)で特に熱心に働くアリは10%以下だったとのことです。

他にもいるこんなアリ

実はアリの中にも一部特殊な能力を持ったアリがいることが確認されています。イギリスのブリストル大学とトゥールーズ大学が行った研究によると、巣の意思決定をし情報に通じたエリートアリがいることが分かりました。
エリーアリは他のアリよりも巣の外側の世界について情報を集めており、研究では仮に自身がいる巣を破壊されたとしても、これまで得た情報から他のアリを安全な場所に導くことを繰り返すという行動をとります。このエリートアリの行動は他のアリとは明らかに異なった動きをしていたといいます。

参考:日本経済新聞

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