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児童誘拐などで異常なほどの行方不明者が出ている中国。以前、中国の闇社会として物乞いにさせられる子供を紹介しましたが、どうやらその一部は児童は海外で販売されていたようです。

中国公安部は国内の児童売買ネットワークを摘発し、89人の児童を救出したと報じました。その後の捜査でこの組織は中国内陸部から子どもたちを買い集め、3倍の値段をつけて比較的裕福な中国の沿海部で売りさばいていたことが分かりました。

また、一部児童はアメリカの児童養護施設に渡り、許可証や偽名などの条件を整えて米国相手に“販売”していたということです。実際のところ、米国人の国際養子縁組のうち3分の1超は中国人で、2011年は2,587人の孤児が米国人の養子になっています。近年は規制が強化され数は減少しているものの、最盛期の2005年には8,000人が養子になっているとのことです。

中国の児童誘拐

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中国政府の統計によると、国内における児童誘拐の被害は年1万人と発表しています。これについて専門家はこの7倍、約7万人あまりが被害に遭っているとしているんですが、実際に現場で何が起こっているのか簡単に紹介します。

2009年4月16日、広東省東莞市で児童が失踪することが多発していると地元メディアが報じました。報道によると、被害者家族の会の情報として07年から現在までに合計1000人以上、08年には500人以上の『男児』が消えたとしています。騙されて誘拐された子供や親の目の前で奪い去られた子供。派出所で保護された後、派出所から連れ去られた子供までいるとしています。
一方、「警察に通報しても『証拠不足』という理由で80%が門前払いされる」訴える被害者家族もいるとしています。

中国で誘拐されるのは何れも3歳~7歳の子供で、今回紹介した人身売買の他にも物乞いにさせられることが確認されています。
2011年2月7日、ラジオ局・中国之声の番組「新聞晩高峰」は、「安徽省阜陽市太和県宮小村周辺に、誘拐された子どもを集め物ごいを強要する大規模な拠点がある」と報じています。何故物乞いなのか。理由は「1人の障害者が物ごいで裕福になったことがきっかけ」と言われており、健常者の子供を障害者に見せるため刃物で傷を付けられたり、薬品で痕をつけ、同情を引いているとしています。

中国人民公安大学の王大偉氏によると、「十数年前には子供1人あたり数千元(約数万円)が売買の相場だったが、ここ数年で相場が急騰している。最近摘発した雲南省昆明市の犯罪例では、人身売買の大元が売買人に子供を売る『卸値』が子供1人につき1万1000元(約14万8500円)、販売人が末端の買い手に売る『小売値』は1万8000元(約24万3000円)だった。経済の発展した地区では数万元になることもある」と語っています。

参考:Record China

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