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中国の複数の航空機製造会社より開発されているのは、世にも珍しい結合翼を備えた高高度無人偵察機です。名前は翔?(翔龍、Xianglong)。今回軍事マニアより撮影されたと思われる同機の最新の写真を紹介します。

中国で開発さている無人偵察機(UAV)はいくつか確認されているんですが、その中でも奇妙な形をしているのが今回撮影された「翔龍」です。翔龍は中国人民解放軍の指示で製造されているわけではなく、中国航空工業集団公司所属の成都飛機工業集団公司や貴州高空工業集団公司など、複数の企業が『性能実証機』として自社資本により開発されている機体になります。

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全長14.33m、翼幅24.86m、全高5.414mと大型のUAVで、行動半径は2,000~2,500kmとされています。翔龍最大の特徴は、主翼と水平尾翼を結合した『結合翼』で、この形状については「高亜音速下の条件において高い揚抗比を有し、高い安定性と良好な姿勢回復性能を発揮する」と主張しています。



こちらは2011年9月30日に撮影された地上試験の様子です。一部ウェブサイトによると「2009年11月7日に同機が初飛行している」としているんですが、残念ながらその時の写真や動画は確認できませんでした。

以下は翔龍の3Dモデル。

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参考:互?百科livedoor Wiki