ホリー

アメリカで先月、行方不明になった猫が2ヶ月ぶりに家に戻ってきたというニュースが話題になりました。実に200マイル(約320km)を移動し家付近に辿り着くことが出来たという猫のお話。いったいどのような内容だったのでしょうか。

2012年11月4日、フロリダ州ウェストパームビーチ在住のリッチャー夫妻は、自宅からおよそ200マイル(約320キロ)の距離にあるデイトナのレース場「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」に遊びに行った際、一緒に旅行していた飼い猫「ホリー」が花火の音に驚き、キャンピングカーから逃げてしまいました。

その後、数日に渡り現場で迷子チラシを配りや、地元の保護団体に問い合わせ、追跡用のマイクロチップを頼りに探していたものの、途中で途絶えてしまい夫妻も「きっとホリーは亡くなったのだろう」とあきらめ帰路についたといいます。

しかし、それから2週間後、デイトナのあるレストランのスタッフから「エサをねだりに来る野良猫のなかにホリーに似た猫がいる」という連絡が来たものの、現地に確認に行く前にいなくなり行方が分からなくなってしまいました。この情報を最後にホリーの情報は途絶えてしまいます

ホリー
写真:行方不明になったホリー

事態が急転したのはホリーがいなくなってから約2ヶ月後の1月中旬、フロリダ州のパームビーチガーデンズ在住のバーブ・マッツォーラさんの庭に一匹の猫が迷い込んできました。マッツォーラさんはこのときの様子について猫は骨と皮状態にまで痩せ細り、鳴くこともできないほど衰弱していたといいます。マッツォーラさんは「コゼット」と名前を付け1週間ほど自宅で看病しました。

元気になったホリーはその後マッツォーラさんにより動物病院でマイクロチップの有無を調べてもらったところ、リッチャー夫妻の猫だったことが分かりました。なんとマッツォーラさんはリッチャー夫妻の自宅から1マイル(約1.6km)ほどしか離れておらず、200マイルを2ヶ月かけ帰るという帰巣本能を発揮していたことがわかりました。

リッチャー夫妻は「沿岸伝いに歩いて帰ってきたのではないか」としているんですが、動物の専門家も詳しいことはネコにしか分からないとのことです。

当時のニュース映像

脅威の帰巣本能

ネコに関する帰巣本能としては過去、今回のケースの実に10倍以上、3200kmを2年かけ飼い主の元に戻ったという話が存在します。

2010年6月、ウズベキスタンで暮らすラヴィラ・ヘアローヴァさん(52歳)は引越しでネコ「カリム」を手放すことになりました。近所の人にカリムを託しロシアに移動したものの、この近所の人から「ネコがいなくなった」と後日連絡があったといいます。それ以来カリムの行方は分からなくなりました。

ところが2年後のある日、ロシアの引越し先の家の玄関に薄汚れた猫がいるのをヘアローヴァさんが発見。よくみると特徴のある傷跡がカリムとそっくりで、すぐに2年前に飼っていた猫だとわかったそうです。

参考:らばQ

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