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2012年ノーベル文学賞者を受賞した中国人の莫言(モーイエン)氏が悩んでいることとは、実家に訪れる観光客です。受賞から年を越した現在も莫言氏の実家には1日あたり数百人が訪れ大変なことになっているといいます。

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先月末、中国の北京大学百周年記念講堂で行われた「2012-2013 影響世界華人盛典」。2012年ノーベル文学賞を受賞した作家の莫言(モーイエン)氏らが参加したんですが、ここで同氏は受賞後の少々“わずらわしい日々”について語ったと広州日報が伝えています。

記事によると、莫氏は「ノーベル文学賞を受賞したからといって、天狗になる気はちっともない。受賞後も静かにしているつもりだが、それでも多くの面倒に悩まされている」と述べました。「悩まされている」こととはなんなのか、それは実家に訪れる観光客です。

「皆さん、どうかもう私の実家を訪ねるのはやめてください。行ってもガッカリするだけです。私の作品に描かれているような、輝ける壮麗な風景はどこに行ってもありませんよ」と強く述べた莫氏。父親の住む実家には前日も200人以上もの見学者が訪れ、家族はほとほと参っている状態だといいます。

ちなみに、実家のある近隣住民は訪れる観光客相手に商売をしているらしく、軽食を売ったり、莫氏の著書を売ったり、中には海賊版の書籍を売る者までいるとのことです。

野菜も苗木も持っていかれる

山東省高密市に莫氏の旧居(実家にあたるのかは不明)が存在します。この旧居は1912年に建てられ、彼は55年の出生から従軍までの22年間を過ごした所なんですが、受賞後は多くの観光客が訪れ大変なことになっています。

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写真:莫氏の旧居

受賞後の週末には200~300人が訪れるという状態になり、中庭の芝は荒れ、植えてあった大根や苗木も根こそぎ持ち去られる状態に陥っています。理由は「莫氏の文才に少しでもあやかり、有名大学に合格させたい」というもの。

旧居のガイドをしている莫氏の2番目の兄・管謨欣氏は皆さんわざわざ遠くから出向いて来てくれているのだから」「親が子どもの大成を願う気持ちは十分理解できる」ということで金銭を渡そうとする人がいても受け取っていないといいます。

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写真:旧居の中庭。

参考:Record China 
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