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「太陽光発電は電気を生産するよりも、逆に消費していた」と発表したのは米スタンフォード大学の研究者です。一体どういうことなのか、今回は発表された論文を簡単に紹介していきます。

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エコを謳う物を作るには素材を集め、化石燃料や電気、水を使い製品を仕上げ、製品は輸送を行う必要があります。将来的にゴミとなる物は処分される際にも化石燃料が使われる場合がほとんどなですが、これらトータルで出た例えばCO2などは、従来の物や逆に何もしない場合よりも大きいのではないかといわれる時があります。

震災以降、メガソーラー発電所というソーラーパネルを設置して太陽光発電を行う施設が各地で建設されています。一般家庭でもソーラーパネルを設置したという方も多いと思うんですが、実はごく最近まで太陽光発電は発電量よりも、消費した電力が大きかったなどとする論文が発表されました。

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中部電力メガソーラーたけとよ

論文を発表したのはスタンフォード大学のマイケル・デール氏。太陽光発電によって得られる発電量と、太陽電池パネルの生産に要した電力とその電力が何によって作られたのかを厳密に測定した結果、2011年までは太陽光発電による発電量よりも、その太陽電池パネルを作るために要した電力の方が勝っていたことが分かったとしています。

ただし、この状況は2012年に逆転した可能性があるとも述べており、太陽光発電の場合にはポジティブな方向に進んでおり、現在の状況が今後も継続した場合には、「世界の太陽発電業界はこれまでに太陽電池の生産のために使われたエネルギーの借りを早ければ2015年に、遅くても2020年には完済することになるだろう」と述べています。

『元を取る』ということで言えば当然といえば当然の結果なんですが、金銭的な『利益』以外も消費されたCO2や化石燃料とも比較し、どのくらいエコなものなのか見る必要があるのかもしれません。
ちなみに、2010年の段階で世界で生産された風力・太陽光・水力といった再生可能エネルギーによる発電量(3億8100kw)は原子力発電で生産された発電量(3億7500万kw)を超えています。

参考:Digibo
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