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皆さんも一度はこの写真を見たことがあるかと思いますが、これはアメリカ・カリフォルニア州、デスバレー国立公園に存在する石です。なんとこの石、独りでに動き出しこのような痕をつけているのですが、現在もその原因については解明されておりません。

海外では「Sailing stone」「Sliding rocks」「Moving rocks」などと呼ばれているものなんですが、この石が有名なのは、乾燥した地面を移動するというという点です。それも1つではなく、複数の石が時に不規則に移動していることがこれまで確認されています。

なぜ石は動くのか。地質学者を悩ませ謎とされてきた岩が動く現象について今現在もハッキリとしたことは分かっておりません。その中で有力な説はなんなのか簡単に紹介していこうと思います。

細菌説

カリフォルニア州にあるサンノゼ州立大学の地質学者ポーラ・メッシーナ氏は細菌がこの現象に関係しているという説を提唱しています。彼が言うには夏の降雨の際に、ネバネバした細菌でできた固まりがマットのように岩の下に繁殖し、滑りやすい経路を作る可能性があるといいます。
これにより強い風が石にあたった時移動する・・・ということのようです。

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写真:時に鋭角に向きを変え移動する。移動する方向も不規則である。

氷説

地質学者ジョージM.スタンリー氏らは「冬季の氷が一役買っている」と推測しています。これは冬季に発生した氷の輪がホバークラフトのスカート部分のような機能を果たすことで、空気を貯め強い風がふいた時石を動かすというものです。

動く石
写真:「動く石」が残した痕。どの方向に動くかは予想できない。 

デスバレーに転がっている石は周囲の山腹から落ちてきたドロマイトと呼ばれる石です。また一部、火成岩も含まれておりこれは隣接する山の斜面から落ちてきたものだと考えられています。石は数十キロから数百キロのものも含まれます。地面に残された「痕」の深さは1インチ未満(2.54cm未満)で、長さは数メートルから数十メートル程度とされています。

動く石については様々な研究機関、NASAも調査員を派遣し研究を行なっているんですが動く原因については明らかになっておりません。仮説を実証するには長期間の観察が必要なものの、デスバレーは国立公園でもあり長期間の実験装置やカメラの設置を許可していないそうです。また原因の1つであると考えられる冬の嵐や夏のモンスーンの風について、最大風速が112.6km/hという強烈な風がデスバレーに吹き荒れ研究を更に困難にしているといいいます。

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参考:WIRED.jp世界の謎と不思議

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