8335

アンテナから出る電磁波は体に悪いなどとメディアが取り上げ、実際に健康被害を訴える人がいますよね。海外の大学が行った研究によると、これらは何れも思い込みからくる症状である可能性があるとしています。

「病は気から」「心配は身の毒」という言葉がありますよね。要は思い込みや考え方で本当は何も問題が無いにも関わらず、病気になるというのは昔から言われています。

これらは俗に『ノセボ効果』(全く効果のない薬でも思い込みによって副作用がでるというもの)と言われるんですが、数年前より問題になっている電磁波についても実はノセボ効果で人体に症状が出ている人がいるとドイツのヨハネス・グーテンベルク大学の研究者は述べています。

Dr. Michael Witthoft氏率いる研究チームは磁気共鳴イメージング(MRI)を使うことにより、ノセボ効果が起きると痛みを司る脳の領域が活性化されることを実験を通じて再現することに成功しました。

これについてWitthoft氏は「病気になるかもしれないと単に思うだけでも実際には存在しない苦痛が生じ、健康状態に影響を与える。これは、プラセボ効果への暴露が起きた際に起きる鎮痛効果と反対の状況が起きている(ノセボ効果)と考えることができるかもしれない。」と述べています。

また、今回の研究成果から電磁波に関係すること以外でもメディアによる報道がノセボ効果により特定の人の健康リスクを引き起こしたり、助長することがあるということを示唆していることを示す結果となりました。

ありもしない電磁波でノセボ効果が出た例

2010年1月、南アフリカのクレーガヴォンで建設された電波塔の近くに住む人々が、次々と体調が悪くなるという謎の病が発生しました。電波塔から離れるについれ病人も少なくなることから、住民らは塔からでる電波や電磁波が原因とみて所有する会社にクレームをいれました。

このクレームに対し会社側の回答は以下のとおりです。
「現時点においては、お客様の体調について、当社の塔が関与している可能性はないものと考えております。なぜならばこの塔はすでに何週間も使われておらず、電源も入っておりません。塔との距離で体調が変わるとのことですが、再度ご確認いただけますようよろしくお願いします。」

ただの塔だったにも関わらず心理的な影響から病気が発生したというノセボ効果の典型的なケースです。

参考:ScienceNewslineGizmodo

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!