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国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を補給するためドッキングを行ったプログレス補給船がISS側の装置を損傷させた可能性があると発表がありました。

4月24日に打ち上げられ26日にISSへドッキングを行ったプログレス補給船M-19Mが、ドッキングの際にISSに取り付けられている部品に損傷を与えた可能性があるとし、宇宙飛行士の船外活動を行い調査を実施すると発表しました。

これはプログレスM-19Mは打ち上げ後、補給機に取り付けられたクルスと呼ばれる装置のアンテナの一つが展開しないという問題が発生しました。しかし、アンテナが閉じたままでもドッキングは可能だとしドッキングを強行しました。
アメリカ航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)は「アンテナが閉じたままドッキングすると、ISS側の何らかの部品と干渉し、損傷を与えたり、あるいはドッキングが妨げられるのではないか」と事前に述べていたものの、プログレス補給船を製造しているRKKエネルギヤ社は「危険性は低い」などと主張していました。

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同補給船のドッキングに成功を祝う宇宙飛行士(ISS内)

NASAが宇宙専門紙SpaceNewsによると、このドッキングにより欧州の無人補給船ATVがドッキングの際に使用するレーザー反射鏡に接触した可能性があるとし宇宙船や宇宙飛行士の船外活動によって状況を確認すると報じています。

この反射鏡はATVとISSとの相対距離と角度を測るためのもので、万が一レーザー反射鏡への損傷が見つかった場合は、6月6日に行われる欧州の無人補給船の打ち上げが延期が考えられています。

プログレス補給船

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プログレス補給船はソユーズ宇宙船を改造した派生型。現在は国際宇宙ステーションへの補給に使われているものの、元々はロシアの宇宙ステーション『ミール』への補給に使われていたものです。プログレスM-19Mこと改良型プログレスM(11F615A60)は2010年にデジタル化が施されておりプログレスシリーズでは最新の補給船になります。

今回のミッションでは推進剤365kg、酸素と空気の50kg、水の410kg、その他スペアパーツ・科学機器1,540kgが搭載されていました。 

参考:sorae.jp 

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