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アメリカでは複数の民間企業が宇宙船を開発し宇宙旅行を行おうとしています。一方で、民間には使用されないものの、NASAと契約し国際宇宙ステーションへの人員輸送を行う宇宙船も開発されています。

米、シエラ・ネヴァダ・コーポレーションが開発しているのは2~7人が搭乗できる再使用型宇宙往還機『ドリームチェイサー』です。ドリームチェイサーは最近NASAにより行われた複数の安全性評価レビューを完了しました。

今回の安全性評価はドリームチェイサーの宇宙船本体や使用される主要機器の信頼性、フライトシステム、地上管制システムなどを評価するもので、何れも問題とされる個所はなかったとのことです。

SpaceDevとしては5月中にもドリームチェイサーをNASA関連施設に送り、年内にも初のフリーフライト試験を実施されます。ここでは有翼型宇宙船が滑走路に侵入し着陸する際の航空力学上のパフォーマンスの評価がおこなわれるとのことです。

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ドリームチェイサー



ドリームチェイサーはNASAが計画している商業乗員輸送機開発の元開発が行われています。この機体自体はNASAが過去に開発したリフティングボディーを採用したHL-20の成果が元になっているといわれています。

同機はアトラスVにより打ち上げが行われ最大7名と貨物を乗せ国際宇宙ステーションのような周回軌道へ投入することが可能になります。着陸装置も備わっており、航空機が使用する世界の滑走路に着陸することが可能です。

参考:Technobahn