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先日、国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨するという嘘のような発表をしました。今回は将来訪れるかもしれない昆虫食ブームについてナショナルジオグラフィックから『食用昆虫』8選を紹介します。

「昆虫食は食糧問題を解決するだけではなく産業化すれば雇用や収入を生み出す可能性がある!」と報告書を発表しました。昆虫を常食としている地域は意外と多くアフリカ36カ国、南北アメリカ23カ国、アジア29カ国、ヨーロッパ11カ国に広がり延べ人口はおよそ20億人に達するそうです。

では具体的にどのような虫が食べられ栄養があるのか。ナショナルジオグラフィックが勧める「世界の食用昆虫、人気ベスト8」を簡単に紹介します。

1. 甲虫類
カブトムシやテントウムシといった頑丈な外骨格で覆われた虫です。そのなかでもカミキリムシコガネムシフンコロガシカブトムシといった甲虫類はアマゾン盆地やアフリカの一部で食べられているといいます。ちなみにこれら虫は含まれるタンパク質の量も昆虫界ではトップクラスだといいます。

2. チョウ、ガ
チョウ、ガの幼虫にはタンパク質や鉄分を多く含んでおり特にアフリカ諸国では絶大な人気を誇っており鉄分が不足がちな女性や妊婦、子供がよく食べているといいます。中央アメリカや南アメリカではリュウゼツランの葉の間に生息するガの幼虫が人気の食材だといいます。

3. ハチ
日本を含めアジアやアフリカ、オーストラリア、南アメリカ、メキシコ地域では幼虫や卵、サナギを調理したべる地域があります。ハチの中ではハリナシミツバチが断トツの人気だといいます。

4. アリ
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アカアリ
を100g集めると14gのタンパク質が採取できるといいます。これは鶏卵よりも多くさらにカルシウムや鉄分も多く含まれるといいます。

5. バッタ類
その昔、日本でもイナゴを食べていた時代がありますがこれも立派な食用昆虫です。バッタ類は大量発生することが多く世界で最も食用にされている昆虫ともいわれています。イナゴ以外としてはコオロギトビバッタが食用に向いているといいます。

6. ハエ、カ

一般的ではないもののハエやカ、シロアリ、シラミも食用にできるといいます。チーズをエサに育ったハエはチーズ味、水場で育った種はカモや魚に似た味になるというよく分からない研究結果が報告されています。

7. 水生昆虫

水の惑星なら水生昆虫を食べるのもいいかもしれません。ミズムシマツモムシで淡水・海水、水たまりでも繁殖してくれるという飼育初心者向けの昆虫となっています。

8. カメムシ

ナショナルジオグラフィックによるとカメムシは「ソースに混ぜるとリンゴ味になる」そうです。ちなみに、カメムシはヨウ素の貴重な供給源で麻酔・鎮痛成分が含まれている昆虫であることから食用に加え一儲けしようと考えるなら人里離れた所でカメムシを飼育してみるのもいいかもしれません。


今回の国連食糧農業機関の発表についてナショナルジオグラフィックは「虫は不快な存在だが、一方で優れた栄養食品でもある」、「飼育が良いである点から発展途上国では特に好都合」また「昆虫食は、殺虫剤に依存しないで害虫を減らす、安全で健康的な方法である」とも述べています。

みなさん、美味しい食べ物を粗末に扱うのは今日限り止めましょう。 

参考:National Geographic