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夜になると鈴虫の鳴き声が聞こえるようになってきましたね。さて、この時期になるとそろそろ来シーズンの痛板について考えなくてはなりません。今回は最終的な仕上がりを左右するシート、プリンタの選択について書いていこうと思います。

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用紙の選択
 このブログというか私の作り方では“耐水性のあるシート”とそのシートを保護する“保護フィルム(ラベル)”で作ります。この2つの条件を満たす市販のシートは少なく、その中でも最も代表的なものはA-oneのA4判ノーカット 288099(3シート入)です。他には保護フィルム付属していない28809(10シート入)に他社の保護フィルムを貼る方法もあります。

「保護フィルムは絶対必要か?」
 以前、保護フィルムが剥がれた状態で滑ったことがあるんですが、雪で印刷面が研磨され真っ白になったことがありました。その為、未確認ですが最低でもクリアスプレーなどで印刷面の保護は必須です。

色褪せ
 保護フィルムにはUVカットを施し、インクの色褪せを防ぐ物があります。288099に付属するフィルムもUVカットが施されているんですが、過去に行った実験ではこのフィルムを2枚貼りをしても色褪せを防ぐことはできなかったので、個人的にはフィルムによるUVカットは疑問があります。その為、色褪せについてはフィルムよりもインク(染料と顔料、純正と非純正)で大きく左右されるという認識をしています。

時代はロール紙?
 過去3シーズンで痛板を作る上で様々な問題、例えば先程の色褪せやシートの剥がれ、水の侵入による滲みなどを解決してきたんですが、現在も解決できていないことが2つあります。それは、“採寸の手間”とシートを貼るときに発生する“継ぎ目”です。「近くから見ないと分からない」というこいとで継ぎ目は諦めていたんですが、これについても解決する方法があります。
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 痛板史に残る重要な発見をしたのは“しろ@エイラーニャ”さんでA4用紙ではなくロール紙で作るという方法です。 シートは“水性顔料インクジェットプリンタ対応マット白塩ビタックシート”というもので、210mm×10mで2,650円。さらに保護フィルムはつや消しタイプで1,500円。ただしA4幅なのでスキーの場合は1本ごと縦に2本印刷することになります。ボードについては幅が足らず印刷することができません。
 その場合は、こちらのA3幅の300mm×10mのシート(3,800円)とフィルム(つや消し2,250円)で行います。これを使えばスノーボードでも作ることができ、スキーの場合は横に2本分を並べた状態で印刷できます。
 さらに、A4、A3どちらの場合もA-oneのA4判ノーカット 288099で作るよりも、安く作れるというのが魅力です。

プリンタの選択
 自作痛板を作るにあたってプリンタの選択は非常に重要になります。プリンタを選ぶ際の選択肢はインクが“顔料 or 染料”、印刷可能な用紙サイズが“A4 or A3”の2つがあります。

顔料インク、染料インク
顔料インクと染料インクの一般的な違いは簡単に説明できます。

顔料インク…色褪せに強い、耐水性がある、発色が悪い
染料インク…色褪せに弱い、耐水性がない、発色が良い

 だたし、これらはあくまで一般的違いであって、顔料インクでも発色が良いものや染料インクでも色褪せに強いと謳うものも存在します。
 その上で顔料インク、染料インクのどちらを選択すればいいのかという点ですが、個人的には顔料インクをオススメしています。これは顔料インクを使ったプリンタというのはEPSONでいうとプロモデルではすべて顔料、また大判インクジェットプリンタについても1機種を除きすべて顔料インクが使用されています。その為、顔料インクが唯一苦手とした“発色が悪い”という点については既に過去の話ということみたいです。
 理由はそれだけではありません。私みたいにインク代をケチりたい人は互換インク(非純正インク・詰替インク)を使っています。互換インクの染料インクについては数日で色が褪せるという低品質のものが含まれています。しかし、互換インクでも顔料インクのものは私が使っているエレコム製のTHE-46KITNの場合だと、年単位でも色が褪せているという感じがなく、まず心配する必要はありません。

A4、A3(ノビ)
 痛板に使用できるロール紙の登場で印刷可能な用紙サイズが“A4かA3か”という選択肢が登場しました。これについてはロール紙を使用するか否かで変わってくるんですが、スキー板であればA4サイズのロール紙から作ることは一応可能なので、自身の印刷技術、痛板の完成度、コストを考え自由に選択してください。



補足
ロール紙について、その1
 ロール紙を印刷するには一般的にロール紙対応のプリンタを購入しなければなりません。しかし、印刷サイズをまマニュアル設定することにより(エプソン機であれば)110cm~120cmまで印刷できるそうです。その為、ロール紙に対応していないプリンタでも一応印刷することは可能なんですが、1箇所の継ぎ目が発生します。

ロール紙について、その2
 前面給紙タイプのプリンタでは紙が内部で180度ひっくり返って印刷されるため、紙が硬かったりすると途中で印刷が終了したり、プリンタその物が壊れることがあります。シートの柔らかさはA-one 288099よりもロール紙の方が若干柔らかいです。(紙が硬くて給紙できない時は、印刷中に紙を軽く押すことで給紙できることがあります)

ロール紙について、その3
 ロール紙について「剥がすことができるのか」と問い合わせをしたところ、「強粘着タイプで再剥離タイプではないため、はがしにくいです」という回答が返ってきました。剥がれないことはある意味で嬉しいことなんですが、最悪の場合印刷したシートが二度と剥がれない、綺麗に剥がれないということが考えられるので、その点はご注意ください。

◆痛板についてまとめ記事があります。作られる方はこちらも参考にしてください。
【痛板】自作痛板について まとめ
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