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NASAが今後行うミッションとしてオシリス・レックス計画があります。これは小惑星のサンプルを地球に持ち帰るという計画で、探査機に使用されるイオンエンジンの燃焼実験が行われました。

NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory:JPL)は太陽電気推進スラスタ(イオンエンジン)の燃焼試験を撮影した写真を公開しました。太陽電気推進スラスタはソーラーパネルで得られた電力を使用し宇宙船を加速させる電気推進エンジンのことで、現在JPLではキセノンを推進剤としたものを開発しています。

このエンジンは2007年に行われたドーンミッションで探査機が使用した電気推進エンジンであり、現在開発中のものはその改良版にあたります。


ドーン
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アメリカ航空宇宙局 (NASA) が打ち上げた準惑星ケレスおよび小惑星ベスタを目標とする無人探査機で、ディスカバリー計画のミッションの一つである。史上初の、小惑星帯に永久にとどまる人工物となる予定である。

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写真:イオンエンジンの燃焼試験

NASAはこの電気推進エンジンを小惑星イニシアティブと呼ばれている小惑星サンプルリターンミッション『オシリス・レックス計画』で使用される探査機に搭載されます。

小惑星イニシアティブの最初の探査機オシリス・レックスは2016年9月に打ち上げが実施され、2018年に地球近傍小惑星ベンヌとランデブーし調査およびサンプルの回収をします。その後、2023年に回収した約60グラムのサンプルを地球まで持ち帰ります。

このミッションは 2020年代に実施される、いわゆる小惑星捕獲計画とその有人探査の重要な一歩とされており、総事業費はおよそ10億ドル(1000億円)です。

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画像:探査機オシリス・レックス
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