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北朝鮮が建設を進めているのは馬息嶺スキー場とう謎のスキー場です。なんと総滑走距離は110kmあり、来シーズンのオープンに向け建設が進められているそうです。

朝鮮中央通信の報道として金正恩第1書記が東部・江原道を訪れたと報じました。実はここにある山、馬息嶺にホテルを併設した大規模スキー場を建設する見通しだといいます。

報じられた内容によるとスキー場の規模は面積が数十万平方メートルで上級から初級まで楽しめる幅40~120メートルのコースが作られると言います。総滑走距離は11万メートル(110km)になり、コースの随所に救護所を設置することや、事故防止用の自動監視システムを導入することを提案しているといいます。また生態系の保護や工事による汚染防止を求めるなど環境への配慮も示しているとのこと。

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同スキー場は軍部が建設を進めており、金第1書記は「雪が解けた後もゲレンデがきれいに見えるように」と指示し、スキー場が完成すれば「国中がスキーブームになるだろう」と述べたとのことです。

北朝鮮への旅を専門に扱う北京の高麗旅行社によると、同スキーリゾート建設の計画は今から2、3年前から浮上しており、最近工事が始まったといいます。スキー場の情報は先週入ったばかりでオープンの時期は発表されていないものの、一部は2013-14シーズンからオープンを始めるそうです。

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北朝鮮、謎のスキー場

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このスキー場はどのくらいの規模になるのか。総滑走距離は110kmとのことでこの情報が正しいとすると、日本にある岩手県の安比高原スキー場の約2倍、野沢温泉の4倍近い規模になります。ただし標高はあまり高くないようで、朝鮮中央通信によると最も高いところで1370mとのことです。スキー場は平壌から続く観光道路が設けられているそうで、アクセスは比較的良いそうです。

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画像:野沢温泉スキー場

参考:新華網