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銃や武器についてある意味非常に厳しいアメリカ。8歳の少年がお菓子を銃の形にしたところ、なんと停学処分を言い渡されるという出来事がありました。

2013年3月にアメリカ、カメリーランド州の学校に通うとある小学生が、朝食時間にパイのお菓子をかじり銃の形にして遊んでいたといいます。が、なんとこれが理由で2日間の停学処分を受けるという出来事がありました。この件について弁護士は、「少年がかじったパイ菓子よりも、むしろアイダホ州やフロリダ州の形の方が銃に似ている!」などとよく分からない例えで少年の処分に抗議していました。

ロイター通信によると、この事案について弁護士が少年の停学処分を聞いた同州の州議会議員(共和党)が、550ドル(約5万6000円)を支払い、全米ライフル協会のジュニア終身会員を少年にプレゼントした明らかにしました。少年の弁護士は、州議会議員からのこのプレゼントについて、「良い子だが少しやんちゃな少年にとって素晴らしいものだ」とし、「銃器の正しい扱い方を学んでくれるだろう」と述べたそうです。

ちなみに、少年の家庭は銃を所有していないとのこと。

異常な反応を示すアメリカ

アメリカで相次ぐ銃を使用した学校への襲撃事件。これが理由なのかは分かりませんが過去、アメリカでは同様の停学を言い渡される児童が存在しています。

2013年2月、アメリカ・コロラド州ラブランドの小学校で仮想の手榴弾を投げる仕草をしていたアレックス・ワトキンスくん(7歳)が学校側から停学処分を言い渡されました。これは少年が仮想上の悪者に対して仮想の手榴弾を投げる仕草をしていることを学校側が問題視し、「武器所持の禁止」という校則に違反するという理由から処分されたものです。

他にもアメリカではシャボン玉が出るハローキティのバブルガンを持っていた5歳の女の子がテロリストとして停園処分を受けた事案や、指を鉄砲の形にし遊んでいた子供が停学になるというケースが相次いでいます。