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中国で話題を集めている巨大な黄色いアヒル。しかし、中国版ツイッターではある理由から『黄色いアヒル』が検閲され、検索できない状態が続いているといいます。

中国版ツイッターこと新浪微博(Sina Weibo)で検索禁止になった「黄色いアヒル」。このアヒルはオランダの芸術家フロレンティン・ホフマン氏がデザインしたもので、ゴム製アヒルは2007年から世界をめぐり2013年5月に香港入りしました。それからというものの連日数十万人が観光に訪れ、中国各地にパクリアヒルが登場するという騒ぎになっていました。

そんなアート作品が検閲の対象になった理由とはなんなのか。これはある一枚の画像が理由とされています。 1989年、中国の天安門で発生した民主化デモで撮影された写真の中に『Tank Man』『無名の反逆者』と言われる有名なものがあります。これは1人の男性が4台の戦車の前に立ちはだかり行く手を遮る様子を撮影したものなんですが、この戦車を『黄色いアヒル』に置き換えたものが投稿されました。

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写真:Tank Man

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画像:置き換えられたTank Man

新浪微博を運営する「新浪」は、共産党からの直接的な指示ではなく自己検閲によってコメントを削除する専門のチームを設置しているとのことです。

参考:AFPBB