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米軍が開発した航空機には何れも愛称が付けられています。愛称とはF-22ならば「ラプター」、V-22で知られる航空機は「オスプレイ」といった具合です。その中で、「○○キャット」とつけられた猫一族と呼ばれる航空機が存在していたことはご存知でしょうか。

ドラマ、トップガンに登場する航空機はF-14という機体です。この機体の愛称は「トムキャット」。このように○○キャットという統一された愛称が付けられた機体が実は複数存在します。今回は歴代猫一族とその機体を紹介していきましょう。

F4F ワイルドキャット
写真:F4F 「ワイルドキャット」

猫一族として最初に作られた機体は今から76年前に設計された航空機です。この航空機は1940年11月に運用が開始され旧日本軍機と戦闘を行なっています。その機体とは「F4F」、愛称は「ワイルドキャット」です。ワイルドキャットは戦後まで運用されており、生産数は7,722機と言われています。

F6F ヘルキャット
写真:F6F 「ヘルキャット」

太平洋戦争勃発後、主力艦上戦闘機となったF4Fの後継機として開発されたのはF6Fです。F6FはF4Fと同じ艦上戦闘機で愛称は「ヘルキャット」。F4Fに比べ性能が向上しており、旧日本軍機とのキルレシオは19:1。当時、海軍部隊が空中戦で撃墜した6,477機の敵機のうち、4,947機がF6Fで撃墜した数になっています。

F7F タイガーキャット
写真:F7F 「タイガーキャット」

1943年に生産が開始されたのは『タイガーキャット』の愛称で知られるF7Fです。この機体は猫一族で唯一双発のレシプロエンジンを搭載していました。タイガーキャットは猫一族でお馴染みの艦上戦闘機。生産された機体は364機と少ないものの、第2次世界大戦後も生産が続けられ朝鮮戦争では夜間戦闘機及び偵察機として使用されました。また、退役を迎えた頃には多くの機体が民間に払い下げられ、森林火災消防機として活躍していました。

F8F ベアキャット
写真:F8F 「ベアキャット」

続く1944年末に生産が開始されたのはF8F『ベアキャット』です。艦載型のレシプロ機として最強とも表現されることもあるベアキャットは火力、防弾性能とも優秀。また当時建造されていた小型の空母からも離発着可能というまさに理想的な航空機でした。しかし、F8Fを搭載した空母機動部隊が出撃中に終戦。旧日本軍との空中戦は行われることはありませんでした。F8Fは現在も人気が高く、アメリカではエアーレーサー機として活躍しています。

F-14 トムキャット
写真:F-14 「トムキャット」

第2次世界大戦後、ジェット戦闘機として登場したのはF-14『トムキャット』です。 1973年に運用が開始されたF-14は、速度により翼の開き具合が変わる可変翼を採用。また射程200km以上の空対空ミサイル「AIM-54 フェニックス」を運用できる唯一の機体でした。
トムキャットの由来は「可変翼の動きが猫の耳の動きに似ていることから名づけられた」とされており、これまで続いた猫一族を意識したものではないとされています。米軍では2006年までに全機退役しており、唯一アメリカ以外で採用されたイランでは現役で運用されているといいます。

G-164 アグキャット
写真:G-164「アグキャット」

ちなみに、猫一族を製造してきたグラマンは農薬散布機を製造していたことがあります。これはG-164「アグキャット」という機種で、現在は生産はされていないものの今も数多くの機種が運用されています。

参考:Wikipedia,猫一族~グラマン猫シリーズの仲間達

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