北京女児殺害

先月、中国北京市で口論から女児を地面に叩きつけ殺害した男。先日、この男の取り調べ映像が公開されました。

2013年7月23日午後8時50分頃、北京市大興区のバス停前でベビーカーの不具合を調べていた女性とその場に駐車しようとしていた白い車との間でトラブルが発生しました。

車の助手席の男、つまり今回逮捕された韓磊(ハン・レイ)容疑者は女性に対し移動するように指示したものの、女性は聞こうとはしなかったといいます。その後、二言ほど言い交わした後、韓容疑者が車から出てきてベビーカーに乗っていた女児を手に取り頭から地面にたたきつけ始めました。
韓容疑者と車の運転手はその場から逃走したものの翌日逮捕されました。



今月23日に北京テレビは韓容疑者の取り調べ映像を放送。そこで韓容疑者は事件を起こしてしまったことと、泣きながら「子どもを殺してはならなかった」などと述べ、もはや生きていたいとは思わないと死刑を望むような発言をしたと報じています。

韓容疑者はどのような男なのか。韓は14歳の時に窃盗で13日間の行政拘留の処罰、96年には窃盗罪で無期懲役の刑。また服役中に刑務所の設備を破壊したとして刑期が1年追加されています。男は2012年に釈放されたものの、1年もしないうちに今回の殺人を犯しました。

今後どのような判決が言い渡されるのかは分かりませんが、死刑を含む極めて重い刑が言い渡されるとの見方が強いとのことです。