北朝鮮のスキー場、馬息嶺スキー場

北朝鮮で急ピッチで建設が進められているのはアジアでも珍しい大規模スキー場です。

北朝鮮東部・江原道、元山地区で建設が進められているのはリゾート施設を備えた馬息嶺スキー場です。馬息嶺スキー場は来シーズン、つまり2013-14年シーズンに間に合うよう、国を挙げて整備を進めているといいます。

北朝鮮の公式メディアによると、難工事を急ピッチで仕上げる「馬息嶺速度」という政治標語を多用し、勇ましい音楽が流れる中、多数の軍人らがスコップなどを使って整地作業を進めていたといいます。

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▲整地を進める様子。一般人も動員されてるようです。

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▲コース沿いも設置されたリフト。左側には楽器を手に演奏が行われているようです。

馬息嶺スキー場

馬息嶺スキー場はコース幅40m~120mの複数本のコースからなる総滑走距離(すべてのコースの長さ)は11万メートル(110km)のスキー場です。総滑走距離で比較すると日本の野沢温泉が33.5km、安比高原が50kmとなっています。スキー場へは平壌から続く観光道路が設けられているそうで、アクセスは比較的良いとされています。

同スキー場のニュースとしては設置されるリフトをスイスから輸入しようとしたところスイス政府が国内スキーリフトメーカーに対し輸出を禁止、また欧州各国も輸出を断ったと報じられています。

参考: 産経ニュース