聖水

オーストリアの教会で利用されている聖水について大学が水質を調査したところ、排泄物やバクテリアに汚染されていることが明らかになりました。

ウィーン大学をはじめとする研究者は同国の教会で利用されているという聖水を研究したところ、汚染が見つかったと、信者に聖水を口にしないよう呼びかけているといいます。

ウィーンで開催された学会での発表によると、さまざまな時期にわたり「聖なる泉」とされる21カ所と聖水盤18個から採取した水のサンプルを調査したところ、炎症性の下痢を引き起こす可能性のある硝酸塩や微生物、その他排泄物が混入していたことが明らかになったとしています。

聖水

聖水盤

聖水(せいすい)とは、宗教的に普通の水とは異なり聖なるものとされ、儀式に用いられる水のこと。水は多くの宗教で「穢れを祓う」などの意味で用いられるが、これに普通の水ではなく聖水に相当する特別な水を使わなければならない宗教が多いとい。

特に、キリスト教の正教会、カトリック教会、聖公会(英国国教会)、一部のプロテスタントなどの教派で、聖職者により聖別(聖化)され洗礼等の儀式や祝福に用いられるものを指して聖水と呼ぶことが多い。(Wikipedia)

正教における聖水は聖水式で各信徒に配られ病気の時、旅行の時、また普段の食事の時などいろいろな機会で飲むとされています。また、直接飲む際は早朝などに空腹の状態で、他の食物が無い状態で飲む事が望ましいとされています。

参考:ロイター