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中国メディアによると北部黒竜江省で物資を移動するために使用していたという水素気球が誤って人をのせた状態で上昇してしまい350km離れた野山に着陸する出来事があったと報じられています。

現地メディアによると、黒竜江省ハルビン市で今月4日午前7時30分ごろ、黒竜江省牡丹江市で山岳物資を輸送するため使用していた水素気球が作業中に、安全ロープが外れ水素気球と搭載したバスケットに男性2人が乗った状態で漂流する事故が発生しました。

乘氢气球飘350公里男子已找到,腰部受伤正送医治疗 |通河县|吊篮|自救_网易订阅

事故後まもなくバスケットの男が周囲の枝をつかみ、数メートルの高さから飛び降り助かりました。しかしもう1人は脱出に失敗し上空に上がってしまったとのこと。バスケットにはミネラルウォーターのボトル ​​3 本、複数の石があったといい男性はスマホで親族に数回連絡をとっていました。そして4日夕方、上昇した地点から350kmも離れた黒竜江省方正県に着陸というか墜落したとのこと。

▼男性が上空から撮影した映像
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通報を受けて地元の警察当局らが捜索。実に500人が捜索。男性は着陸後スマホで連絡しようとしたもののバッテリーの状態が少なくまずは救助がくるのを待つ選択をしたとのこと。当局は無人航空機の捜索、赤外線画像装置、捜索救助犬が現場に派遣したものの天候が悪いこともあり捜索は難航。その後男性から連絡があり、電波の発信源を探るなどしておおよその着陸地点を特定することができたとのこと。

男性が救助されたのは着陸してから2日後の6日午前9時でした。男性は腰を負傷して歩けないような状態だったとしています。

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