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最近、ウクライナの戦闘機つまりロシアが運用しているものと基本的に変わらない機体に、互換性が全くないアメリカ製のミサイルを運用していることが明らかになりました。これに関してどのようにミサイルを搭載しているのか明らかになりました。

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こちらの写真は最近ウクライナが応募者からのメッセージをAGM-88に『有料で書き込む販売』を始めたときに撮影されたものです。

そしてこの写真、もとは映像になるのですが初めて旧ソ連が開発したMiG-29にアメリカのミサイルをどのように接続しているのか明らかになった貴重なものになっています。上の画像でも紹介しているようにまずMiG-29に付いているハードポイント(パイロン)はどうやら新設計されたものらしく、これが何らかのアダプターになっていると考えられます。

その下はアメリカで運用されているLAU-118/Aです。そこにAGM-88という対レーダーミサイルが接続されています。

▼米軍機の例
LAU-118AとAGM-88
では米軍機ではどのように接続されているのでしょうか。実はアメリカ軍でもハードポイントにLAU-118/Aを接続してそこにAGM-88を搭載するような形で運用しています。

気になるのは当然新設計のハードポイントはウクライナ側が設計したとは考えらないということです。運用するミサイルもアメリカのものであるためアメリカが保有、または友好国が保有しているMiG-29を使用するなどしてハードポイントを急開発したことが考えられます。

ちなみに書き込めるメッセージについては500ドル(約7万円)、もしくは10,000ドル(140万円)のどちらかのみ寄付した返礼として書き込むというものになっており、既に180件のメッセージに対して100,000ドル以上を調達したとしています。

このミサイルはウクライナ軍のMiG-29により放たれ敵のレーダーに対して超音速で飛行開始、最終的に命中撃破します。ミサイルの費用は最新のE型では1発あたり870万ドル、1200万円となっています。