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セントラルヒーティングという暖房システムとして運用されているシステムがあるのですが、韓国ではこのシステムの37%が設計寿命の半分となる20年が経過しており、近年配管が破裂するなど事故が年に2回程度発生していると報じられいます。

韓国メディアKBSによると、今から4年前にソウル近郊で地下の温水管が破裂して熱湯や高温の水蒸気が地上に噴き出し1人が死亡し、25人が重軽傷を負う事故が発生しました。しかし同様の事故が今も年に数回、各地で発生していることがわかったと報じています。

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記事によると、熱水配管が破断する事故が最近も発生しており、実はこの事故の直前には総合検査なるものが行われ溶接箇所やつなぎ目などが検査されすべて合格、異常は見られないと判定されていました。しかしそこが破断しました。

実はこの検査に問題があります。確かに検査は行っているものの目視で行われているというものではなく地上から非破壊による方式が行われているといい、地中に埋められた配管を直接危険性を調査するようなことは行われてないとのこと。

韓国地域暖房公社関係者は最も良いのは掘り返して直接確認することが正確ですが、現実的に考えても不可能ですと説明しています。

韓国ではセントラルヒーティングなども目的で2500kmの温水配管が埋められているものの37%が設計寿命40年のうち20年を超えたものが37%存在しており精密検査が必要な時期にきているのいこと。過去破断事故が発生したときは緊急調査・交換が必要な箇所は100kmと判断されたものの、事故後4年間に交換されたのは60kmにとどまっているとのこと。

こういった問題から同様の破断事故は年に2回程度発生してるといい、人命が失われる原因となるものが地下に眠っているということになります。