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ロシア軍がヘルソン州のドネツク川西岸から撤退するというニュースが報じられたものの、合わせてそのヘルソン州の親ロシア派幹部キリル・ストレモウソフという元ブロガーが交通事故死したと報じられています。これに関してSNS上に事故現場とする写真がアップロードされていたので一部紹介します。

海外メディアによると死亡したのはキリル・ストレモウソフという人物で、今月9日ヘルソン州で車で移動している最中に交通事故を起こして死亡したと伝えられています。この事故死についてはロシア政府が任命したというヘルソン州のトップ(自称知事)、ウラジーミル・サルド氏という人物が死亡したことを確認しています。

こちらが事故現場とされる写真です。
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上下逆さま状態で車輪部分が完全に脱落した状態になっています。

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こちらには脱落した車輪部分が確認できます。

SNSによると「ストレモウソフが乗った車がコントロールを失いトラックと衝突した」というもので、このトラックの運転手に死亡事故の責任があったと考えられる、としているものの状況はよくわかりません。

気になるのは車体と車輪部分が完全にまっ2つになるという事故です。激しい衝突が発生したとすれば車体がベコベコになっていると考えらられるのですが、偶然なのか形状は残されています。

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ストレモウソフはそもそもどのような人間なのかについてはよくわかっていません。少なくともロシアがウクライナに侵攻する前はブロガーだったことが知られているといいます。また完全に無名なブロガーで特に影響力があるようなインフルエンサーでもなかった…とのことなのですが、ヘルソン州でナンバー2(自称副知事)に上り詰めるなど幹部になっていたとのこと。

そしてこの人物が死亡する前に関して、ロシアのSNSになると考えられるのですがウクライナについて「ナチス」などとよくわかない言葉を使って批判しており、「ロシア軍はウクライナ南部を完全に統制している」という内容を書き込んでいたといいます。

SNSを見る限りでは反ロシア的な不穏な動きや投降するような内容は感じられない状態です。そのためいまのところ偶然撤退を発表した日に、偶然そのナンバー2が交通事故で死亡したということになりそうです。