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国内外で一部の人が主張する「軍事基地がなければ攻撃されない」という主張。これは正しいのか。ウクライナ国防相はこの9ヶ月間に打ち込まれたミサイルを分析したところ97%は村や住宅など民間をターゲットにしていたと発表しました。

国連の常任理事国が隣国に武力侵攻したロシア。数々の国際法違反を無視する行為を世界に晒す結果となりました。そんなならず者国家がウクライナに打ち込んだ16000発のミサイルを分析した結果、軍事施設にを攻撃したのは全体のわずか3%あまり、500発で残りの15500発あまりは民間人を殺害、またはインフラなどを破壊するため打ち込んだことが明らかになりました。

これはがウクライナのレズニコフ国防相が発表しているもので、ツイッターなどの情報によると「われわれはテロ国家と戦っている」として、大半の攻撃は軍人ではなく非軍事、つまり民間人および民間施設をターゲットにしていることが明らかになりました。

内訳としては郊外や村落は1万2300カ所を超え、約1900カ所が住宅で、エネルギー関連施設は約220カ所に上ったとしています。ただこの数は推定であり実際にどのくらいの規模なのかは追跡は難しいと考えられます。

加えて、これはあくまで巡航ミサイルやロケット砲だけの数であり、長距離の自走榴弾砲、自走迫撃砲などの数は未知数です。というのも実弾系は1日に数千発以上が打ち込まれたていると過去に発表されており、他に対人地雷やブービートラップなど隠された兵器がどのようになっているのかは数えることは不可能です。