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病院で患者を殺す女性看護師については毎年定期的に発生していますが、男性と女性が殺人にいたる背景は実はことなることが研究で示されているそうです。今回は女性の連続殺人像はどのようなものなのか研究された内容を紹介します。

ペンシルベニア州立大学の心理学准教授であるマリッサ・ハリソン氏が行った研究によると、アメリカにおける女性の連続殺人犯の特徴として、少なくとも一度は結婚しており、平均的な知性を持ち、かつ医療専門職に就く可能性が高いことしています。

‘Just as Deadly’: Inside the Mind of a Female Serial Killer - Neuroscience News
https://neurosciencenews.com/female-serial-killers-22475/

ハリソン氏によると、一般的に犯罪率が男性より低い女性がいったいどのような理由で連続殺人をするのか、そもそも発生件数も多くなく動機などほとんど研究は行われていないといいます。そこで過去の判例やなどのから調査したというものになります。

日本でも女性連続殺人犯として逮捕されたり、その後死刑になった人物は数人思いつくのですが、以下の共通点と一致している点はあるのか見ていくと興味深いかもしれません。

まず動機です。女性の場合、最も一般的なのは金銭的利益つまり金目的で、男性の場合は性的な利益であることがよくあります。殺し方も異なっており、女性の主な手段は『毒』を用いる方法で、男性の主な首を締めるなどの窒息です。

殺害する対象は男性は見知らぬ人を標的にしたり過去に被害者をストーキングする可能性がはるかに高い傾向があります。女性は身近な人を標的にする可能性が高く、配偶者や婚約者、彼氏を殺害する可能性は男性の2倍以上。彼らは高齢者、病人、子供、脆弱な人々をターゲットにする傾向があります。

このような女性は合法的に雇用されており、おそらくヘルスケアまたは関連分野で雇用されています。そして女性の連続殺人犯の39%が看護師または医療従事者であることがわかりました。女性の連続殺人犯の特徴は、彼女になじみのある人々がターゲットになります。特に子供、病人、高齢者が最もターゲットになりやすいといい、ほとんどの場合、中毒または窒息による殺人で自然死を模倣するという特徴もあります。

そして女性殺人犯は少なくとも一度は結婚している傾向があるといいます。男性は最初の犯罪の時点で独身である傾向が高いとのこと。男性は高等教育以下の教育を受ける傾向があるものの、女性はある大卒などの学齢を持ていることも多いといいます。