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中東イエメン。反政府勢力のフーシ派はイランから武器弾薬の提供を受けてアメリカやその周辺地域を攻撃しているのですが、アメリカは密輸しようとして押収した大量の武器弾薬をウクライナで使用できるよう検討すると報じられています。

海外の軍事系ニュースサイトによるとウォール・ストリート・ジャーナルがアメリカと欧州の匿名の当局者から得た情報として、密輸品をウクライナに輸送すること検討していると報じています。

Seized Iranian Weapons Could Go To Ukraine: Report | The Drive

現在アメリカ及びNATOは特にイランからイエメンへの武器、その他の物資の流れを阻止するために密輸対策作戦を定期的に実施しており、これまでも大量の武器弾薬を積載した密輸船を摘発しています。

記事ではここ数ヶ月で押収した量は、自動小銃5,000丁以上、その弾薬160万発、その他少数の対戦車ミサイルなどです。この密輸品はすべてオマーン湾で発生しておりイランが支援しるフーシ派に対して密輸されていたと考えれるものです。

記事ではこのような武器であったとしても「ウクライナの軍事支援の必要性を満たすのに苦労しているアメリカとその同盟国が利用できる新たな火力の供給を開くだろうという」と記事では紹介しています。



ただ武器としての精度はどうなのかという疑問があり、違法に生産された粗悪が大量に含まれる可能性があり検品する必要とも考えられるのですが一体だれがそれを行うのかも不明です。

ちなみに既にアメリカ側は試験的にウクライナに輸出しているのではないかとされ、例えばイラン製の 120mm 迫撃砲と 82mm 迫撃砲、および122mm ロケット弾が昨年の時点でウクライナに渡っていたといるのですが、アメリカ政府からは特に回答はなかったとしています。