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ウクライナが求めている戦闘機。これは地上攻撃も可能な戦闘攻撃機になるのですが、仮に汎用性が高いF-16であればいったいどのくらいの期間で運用することができるようになるのでしょうか。

これはウクライナの空軍司令部の首席スポークスパーソンであるユーリ・イグナット大佐が主張しているもので実際とは異なる可能性があるのですが、仮に今から英語なのが優秀なウクライナのパイロットがF-16の訓練を始めるとしたら「離陸してAからB地点まで飛行するまでに数週間かかる」とし「そこから空対空や対地攻撃など一連の攻撃が行えるようになるには6ヶ月はかかるだろう」としています。



一方でF-16のパイロットによると「F-16はウクライナ空軍のパイロットが操縦するには高い壁はない」と説明しています。理由については「F-16はシステム面が非常に簡単で直感的な操作ができるためだ」といい、戦闘機パイロットであれば他の機種のパイロットであっても簡単に移行できると説明しています。

「スイッチを入れてスロットルを上げれば飛んでいきます。飛行制御システムによりパイロットの大きなミスが無力化されるため。本当にしようとしない限りジェットに過度のストレスをかけることはできないようになっています。制御された飛行から簡単に外すことはできません」

これまで西側の戦闘機に乗ったことがあれば…

一方で、F-16の教官は「西側(アメリカなど)の戦闘機で約500時間の飛行経験を持ち、これまで F-16を飛ばしたことのない戦闘機パイロットであれば休憩や週末の勤務などなしにすべてを習得するには69日が必要」とコメントしています。

69日間にはジェット機の操縦と着陸を学ぶ6回のフライト、 約15回の空対空飛行が入っているといい、既にこのような運用を他の機種で行っていれば15回から10回に減らせるとのこと。対地攻撃いついては6~9回の訓練が必要となると説明しています。


記事ではかなり詳しく記載されてるのですが要約するとこのような内容になります。いずれにしても戦闘機となると地上で発射するジャベリン対戦車ミサイルや戦車とも大きく異なり一歩間違えば墜落する以外も高価な兵器を運用することになるので被害も大きいということになります。

それでも無人攻撃機ではなく戦闘機を求めるのはどのような理由があるのかは不明であり戦況がこれまでとは違ってきていることが予想できます。