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映画のワンシーンのようなこちらの写真。もちろん実物なのですが、ヴァージン・グループのヴァージン・オービットはジャンボジェット機を改造した母機から空中発射ロケット『ランチャーワン』初号機の打ち上げを現地時間、25日(日)に実施すると報じられています。

Space.comによると、過去5年に渡り開発を続けてきたボーイング747を改造した母機『コズミックガール』と空中発射ロケット『ランチャーワン』の初の打ち上げミッションを現地時間日曜日(5月24日)、予備日月曜日に実施すると報じています。

Virgin Orbit to attempt 1st launch of LauncherOne rocket this weekend | Space

記事によると、今回の初打ち上げではダミーペイロードを搭載し今後続く商業打ち上げの最終的なテストを行うとしており、同社によると打ち上げは地球低軌道に打ち上げ、他の人工衛星を邪魔しないよう、「状況を確認できしだい軌道から外す」と話しています。

ヴァージン・オービットとしては今回の打ち上げを正常に終了させることで7月1日に予定している初の商業打ち合げに繋げる計画です。この7月の2回目の打ち上げはNASAが顧客となっており10個の小型人工衛星を地球低軌道に展開します。

コズミックガールとランチャーワン

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人工衛星を輸送するロケット『ランチャーワン』は全長約21.3mあり、旅客機を改造したコズミックガールに『ミサイル』のように搭載され上空に運ばれます。具体的には高度約12kmまで運ばれ母機の機首を25度ほど上げた状態でランチャーワンを切り離します。切り離されたランチャーワンは約4秒後にロケットエンジンを始動し高度を上げ宇宙を目指します。

ランチャーワンの1回あたりの打ち上げコストは1000万~1200万ドル(約11~13億円)。この手のロケットとしては非常に安価です。ランチャーワン打ち上げ能力は高度500kmの太陽同期軌道に300kgです。比較としてJAXAの強化型イプシロンは1機あたり45億円で高度500kmの太陽同機軌道に590kgの打ち上げの能力があります。

またこの打ち上げシステムに関しては日本の大分空港がアジア圏で初の宇宙港としてパートナーシップを締結しており、今後の運用次第では日本でこの機体を目にすることができるようになります。
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