対核シールド 戦闘機_1

誕生以来絶えることなく開発されている数々の戦闘機。高価かつ高性能な機体を用いて空域を確保することは戦闘を有利に進める上で必要不可欠になるのですが、今回はそんな戦闘機に搭載されたシールドについて紹介していきます。

敵の戦闘機以外も侵入する攻・爆撃機の迎撃。また、海では艦艇から地上では戦車などの様々な施設への攻撃まで、ありとあらゆる脅威に対して運用される戦闘機。今回はそんな戦闘機に搭載されている謎のシールドについて紹介します。

対核シールド 戦闘機_3

こちらが実際に開発され搭載されていたというシールドです。金属で作られた蛇腹状のものとなっており、コックピット後ろ側から引っ張り出して使うようなものになっていると考えられます。

対核シールド 戦闘機_4

見出しでも紹介した画像。こちらも右側から左側にコックピット後ろから引っ張り出すような形ですっぽりと覆う形状になっています。こちらも金属などで作られていると考えられます。

問題はこのような装置がいったい何のために開発され搭載していたのか。

対核シールド 戦闘機_2

こちらが答えになるのですが、英語を見るとニュークリアストライク(核攻撃)、サーマル…ヒートシールドと記載されているように、核攻撃が行われ際にパイロットを核爆発の閃光や熱から目を守ったり体を守るという理由で開発されたものになります。

B-1B専用に設計された保護システムの試作
対核シールド 戦闘機_5
では現代の戦闘機にこのような装置が搭載されているのかは詳しくは分からないのですが、一部内容によると、爆撃機には取り外し可能なものが運用されているとしています。

また、パイロットの目と顔を保護するするものとして専用のゴーグルも開発されています。アメリカでは主に爆撃機のパイロットらが使用するEEU-2 / Pというもので、核攻撃を行うパイロットが装着するものになり普段は透明な素材になっているものの雷や核爆発などの閃光を検知すると瞬間的に黒くなりパイロットの目と視覚を保護します。

▼EEU-2 / P
image_140

一方で同じような形状のものは現在も運用されているもののこちらは核攻撃用を想定したものではなく、夜間攻撃など視界が良くない環境下での訓練で用いられていると記載されています。
夜間飛行訓練 戦闘機_6

夜間飛行訓練 戦闘機_7

遭遇核弹爆炸后怎么办?战机上的这个装置保平安_高清图集_新浪网